きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「一般財源化」小泉提案で打開の道を

2008-02-23 10:46:16 | Weblog

「一般財源化」小泉提案で打開の道を       (008.02.23.)

暫定税率延長の政府案と廃止を求める民主党案とで全くの膠着状態になっていた道路財源国会も、誰かによる、打開提案がない限り、両者とも一歩も譲らず、チキンレースそのものの成り行きで、最後はまた、自民党の3ぶんの2勢力による衆議院での再可決という事になれば、わが国国会史上最悪のパターンが続くことになる。

それでいて、自民党には、国民に信を問う解散もやろうとしない状態が続けば、将に国民不在の政治の横暴と言うものだ。

今朝のニュースで小泉元首相が、東京・八王子市内の講演で道路特定財源を一般化することを前提に民主党の意見を取り入れた修正協議に応じる事を提案している。

私も此れには大賛成だ。

税金を使って公共の工事を遣る為には、当然国民の目の前で、国会の審議を経て行なわれる事が、大前提であるのに、特定財源と言う、省庁のもつ別の財布から自由に使えるような財源を持ち、どの様に使っているのか国民にはわからない、現状のあり方は、不正常で、其れが色んな疑惑を今まで生で来たのも事実であります。

従って、暫定という一時的なものが34年間続き、その上更に10年延長というのは、不正常の上に不正常を重ねる事になるのです。

東国原知事は緊急の必要道路を訴えているが、本来そんなに必要な道路であれば今までに作られているのが当たり前の事だのに、作られていないという事は、今までの道路公団の審議の中で、宮崎の道路は後回しにされてきた証拠である。
問題は、建設優先順位の中に宮崎の道路が決められていなかった事が問題なのである。

民主党の菅さんは、その決め方を問題にしているので、道路族や、利権の関わる、会議の中で決められた不公平な優先順位ではなく、全ての財源を一般財源にして、国民・国会周知の中で、工事の利権を優先するのではなく、国民生活に直結する必要性を優先する公正な決め方の中で実施する事が必要であると訴えているのです。

東国原知事の立場はわかるが、公共工事は、単に宮崎だけのものではありません、単純に、目先の利益・利便だけを主張するために、不正常な財源の運用を容認する事は、原則から外れた運用で、この際キッパリト正常に戻すことをしないと国民は納得しないでしょう。

小泉さんが元々一般財源化を主張され、国民も其れに賛同し、小泉さんの時代に衆議院3分の2の勢力を国民が投票によって与えたのです。
だから、小泉さんの提言は、誰よりも重みがあり、国民からも期待の目で見られる事でしょう。
問題は、福田政権の周囲の人たち(小泉時代の反対勢力)がどう対応するかである。
                        (えびなたろう)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿