きまぐれ発言

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「天下り」とは!

2009-10-29 12:09:08 | Weblog
「天下り」とは!        (009.10.29.)

昨日から臨時国会が始まり鳩山政権初の所信表明演説が行われました。
対抗する自民党・公明党からは色んな反発する質問が多数あったが、今まで自民党政権で遣ってきた、事を政権交代の中で転換するのであるから、諸問題の殆どが自民党時代からの問題処理である。

従って、勢い込んで、批判的な質問をしても、「その原因は誰が作って来たのでしょうか!」と逆に降りかかってくる答弁が多く、失笑を買うものが多かった。

その中で、日本郵政の新経営陣について、斉藤新社長が元大蔵事務次官をやり、更に民間企業を渡り歩いた、将に民主党が否定していた、天下り・渡りの代表的な人ではないか、と言う質問が行われた。

鳩山答弁は、「退職後14年間民間で勤務した能力のある方で、適材適所の人選」と言ってのけたが、確かに元官僚の登用ではある。

しかし「天下り」と言うものが、悪いと言われている根拠は、無能な役人が退職後自動的に関連下請けや特殊法人へ国が斡旋し高い報酬を得ている人達で、其れが公共工事に係わって、公正な競争入札制度を阻み、随意契約や談合を生み、不正な政治献金や贈収賄事件まで起こしていた事が、今までに何回となく起こしてきたことである。

公務員は、一般に高学暦で有能な人材が多く、国のためにも能力を発揮して有効に働いてもらう事は必要な事であります。

日本郵政社の問題にしても今までが、国民に不可解な問題が多く、また郵貯の扱う金額は、300兆円とも言はれる日本一の金融機関である。そして明治以来の長い歴史を持ち、国民生活に溶け込んだ存在であったが、小泉内閣以来、効率化されたかも知らないが、サービスの悪さが目に付き、「なぜ、わざわざ民営化しなくてはならないのか」と言う声も聴かれ最初の話と大分違った感覚をもたれている。

鳩山総理の答弁は官僚である事は百も承知で斉藤氏を選んだのは人材を見込んでの事であろうと思う。

斉藤社長も「全国一律のサービス提供と収益力の向上を謳い、2万4000の郵便局網を生かして地域のワンストップ行政の拠点にする」とやる気満々である。
斉藤氏は相当な“やり手”だと聞くからどの様な事を遣ってくれるか大変興味のあるところだ。

斉藤さんは、自民党政権下では、優秀な人だと言われながらも冷や飯を食わされ冷遇されてきたと言われている。色んな曲者が多い金融の世界では、目の上のタンコブは嫌われるものだ、それだけに影響力のある実力者である証拠である。

私は、大いに期待を持って、見て行きたいと思います。
(えびなたろう)


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