きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

ガソリン価格の高騰は何処まで続く

2008-06-29 10:03:48 | Weblog
ガソリン価格の高騰は何処まで続く      (008.06.29.)

この所のガソリン価格の高騰は止まるところを知らない。リッターあたりの価格も170円から180円と言う声も出ている。
高騰の理由は投機的なものだといわれているが、それにしても先を見ての高騰であるから明らかに、供給が需要に追いついて行かない傾向を示していると言ってよいのではないでしょうか。

アメリカのエネルギー省の発表によれば、2005年現在世界の1日の消費量は8200万バレルであるが、20年後の2025年には1億2500万バレルになると50%以上の増加が言われている。
其れに対し、現在の技術で最大産出量は1億バレルが限界で需要増大のスピードに供給が追いつくかどうかが問われているところである。
この需要の増大スピードを作り出しているのがアメリカと中国だと言われている。

中でも、中国の需要の拡大は、この所急速で国内産業の拡大と平行して急激に伸びている。この様な状態が、需給バランスに大きな変動を与える要因になっているものと思われるのである。

7月7日から始まる洞爺湖サミットでも二酸化炭素の排出問題は、当然石油需要の拡大傾向についても論議されるものと思うが、総量規制の面からも、また限られた石油資源の面からも、全世界的規模で各国が協調し、対策を講じない限り解決を見ないことであり、特にアメリカと中国にはその気になってもらわないとどうしようもないことだと思うにである。

現実には、中国の石油確保の動きは、国を挙げての施策として世界中に手を付けているようだ。その遣り方には、欧米各国からも非難の声も聞かれるが、共産主義国家として一党独裁的所業が、石油資源の確保と言う場で何処まで覇権的行動が取られるのか注目されるところである。

日本も、単なる、「戦略的互恵関係」を振り回され、中国のペースに載せられる事を心配せざるを得ない状況である。
(えびなたろう)


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