きまぐれ発言

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漢字検定協会のデタラメ管理

2009-04-24 16:18:39 | Weblog
漢字検定協会のデタラメ管理      (009.04.24.)

公益法人として認められない多額の利益を上げ、改善指導を受けていながら、大久保昇理事長(73)は、息子の大久保浩氏を副理事長に据えて、親子2人で協会内部の全ての権限を掌握し欲しいままの運営を遣っていた。

大久保理事長は1935京都市生まれ、同志社大学経済学部卒で、1971年に出版会社「株式会社オークを設立し代表取締役に就任、1975年に日本漢字能力検定協会を設立(当事は、任意団体)理事長に就任したが、1992年に文部省による財団法人化にともない「財団法人、日本漢字能力検定協会」と名乗る様になりその理事長に就任していたのである。

文部省が後押しする公益法人と言うことで、各界の名士や有名人が多く夫々理事や評議員に就任しているが。
其の中の一人京都「清水寺」の森清範(せいはん)貫主(かんす)は、07年に理事に就任されたが、今まで一度も理事会に出席したことも無く、「名誉職のつもりで引き受けていた」と述べられ、「理事としての責任が果せず、認識が甘かった」とも述べられ、5月1日付けで理事辞任を発表された。

清水寺の貫主は例年「今年の漢字」として一文字の漢字で其の年の世相を表す表現は、全国民に大きな感銘を与えていた。 関係当局は、今後もこの行事を続けて欲しいと要望しているが、清水寺の大西真興(しんこう)執事長によれば、協会の体制が正常にする事が先ず第一で、其の上で、依頼があれば其の時点で判断したい」と述べられている。

協会の新理事長に元日弁連の弁護士:鬼追(きおい)明夫氏(74)が就任され、鬼追氏も改革に情熱を示され、前理事長親子とは「絶縁改革」を強調、漢検を大きくした功績は認めるが、与えた損害があまりにも大きく父子両名を刑事告発する意向を示している。

この問題は、公益法人として認可をしていた文部省にも放置していた責任は当然あると思うが、大久保理事長も永年遣ってきた、マンネリ化が、公私を混同し、自分が経営する「メディアボックス」と言う会社を仲介させて協会からの多額な委託業務のピンハネを行っていたり、自宅の警備費用も協会に負担させたり、理事長の退職した事実も無いのに5千300万円の退職金を一時受け取ったり、協会のクレジットカードを私的に使用していた事実も発覚して調査に入った調査委員を呆れさせている。当然背任の容疑で、告訴されるものと思う。

事ほど左様に、功績の有った人と言えども、当初から永年理事長をやり、マンネリ化して来ると堕落に繋がる傾向が出てくる。何処にでもある。官僚の汚職や、地方自治体の首長の汚職は其の職に永く居続けた人ほどその傾向がある。 
我が国の政治も自民党の一党支配が半世紀以上にも及び、官僚のマンネリ化が、年金記録の記載ミスを犯し、公共工事も、政・官・業の癒着を生み、野党や、国民の知らないところで、無駄な税金が垂れ流されていたので、今の現状は将にマンネリかと堕落の状態を表しているのである。だから改革が必要なのです。

悪戯に選挙を拒否して逃げ回っている麻生総理は、官僚主導の旧態依然の政治に固執している。

早く解散をして、新しい政権によるフレッシュな感覚の政権を誕生させない事には、国民の閉塞感は払拭されないのである。
(えびなたろう)


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