きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国製ギョーザ問題(2)

2008-02-02 11:10:28 | Weblog
中国製ギョーザ問題(2)      (008.02.02.)

昨日に続き今日も新聞紙上を賑わす中国製ギョーザ問題で、兵庫県の高砂市で親子3人が食べたギョーザのパッケージに小さな穴が開いていたことが発見され、それが人為的に中毒原因の殺虫剤「メタミドホス」が混入された穴かどうかが疑われる事件として浮上している。

一方で、千葉での事件では穴が無かった事が報告されており、毒物混入の過程で原因の調査に慎重な捜査が求められている。

毒物である殺虫剤「メタミドホス」は日本では早くから製造が禁止されているが、中国では昨年1月から農業省による販売・使用の禁止措置が採られており、今年1月には改めて生産・流通についても禁止されているという事である。
しかし、末端の農家では今も使われている様で、中国国内でも中毒症状を起こしている事例も判明している。

事が、人命に係わることから、日本に於いては連日新聞紙上で、大きく取り上げ被害の拡大を報じているが、中国では、むしろ日本の騒ぎすぎを中国に対する悪意と受け止めている人も居り若い中国人は、「中国の食品は安全だと信じている」との事だ。
両国における今までの反日感情の延長なのかも知れないが、中には「中国の食品が危険と思うなら輸入しなければ良いではないか」とか「自分の国で作って食べればよいではないか」と言う意見もある。

確かに、日本はお金で購入しては居るが、中国のお陰で食べさせて貰っている。
中国が無ければ、早晩食料に困るのは日本である。

中国政府は、今回の事件を前向きに捉え日中協力して、科学的結論を求めている。
我々も当然賛成であるが、国民感情が、この様な状態であれば双方余り刺激的な報道は避けた方が良いかもしれない。

しかし、この際、日本も食の自給率をもっとアップしなければいけないと思います。せめて60%以上にするよう国の積極的な政策を考えていただきたい。
日本の国土を道路ばかり作って破壊するのではなく、食の安定生産に向けた地方自治のあり方を考えては如何でしょうか。

(えびなたろう)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿