きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米韓軍事演習に中国の反応に変化!

2010-08-08 11:29:35 | Weblog
米韓軍事演習に中国の反応に変化!       (010.08.08.)

韓国と北朝鮮は先の哨戒艦沈没事件を切欠にして、「一触即発」の関係に陥り、米韓軍事演習を黄海で行なう事については、北朝鮮は「朝鮮の警告」と題する論評のなかで「侵略者米帝と一度は決着をつけねばならないと覚悟していた決戦の時が、軍事優先のわれわれの気概を行動で示す時が到来した」述べ、けん制している。

それに対して、中国も「中国の安全保障上の利益に影響する活動を行なう事に断固反対する」と外務省報道を行なった。

アメリカは、中国の態度に一旦は演習のために空母ジョージ・ワシントン(GW)の派遣を中国から少し離れた日本海で行なう事にしたが、米国防省内の強硬派に押されたのか、再び黄海での軍事演習を今後数ヶ月以内に実施すると空母ジョージ・ワシントンを派遣する事に踏み切った発表を行なった。

中国側はこれに対して、何の反応も示していないが、6日付けの中国紙・環球時報は、これまでの反応は行き過ぎだったとの趣旨の記事をトップに掲載し、北京大学の朱峰・国
際関係学院教授は、「黄海の演習は米国が同盟国の対面を維持するために実施するもので、中国を狙ったものではない。中国が米国の政策を解釈する上で行過ぎた部分があった」と述べている。

中国の外務省、報道局長は「中国側の関心と立場に厳粛かつ真剣に対処するよう促す」と言う再考を求める談話を発表している。明らかに今までの「断固反対」から「柔軟に話し合う」姿勢の変化である。

北京の外交関係者の話では、米中が今回の問題をめぐり、水面下で一定の共通認識に至ったのではないかとの観測も出ている。そして、米中対立が深刻になり過ぎたことに意識した調整ではないかとの事である。

アジアに於ける国際的な対立も今後は、米中が仲介役を果たす重要な関係国であるから、中国の今回の変化は、中国にも仲介役を果たす責任の重要性を持った国として、成長した事を示す一面であった様に思われる。

北朝鮮がいくら強がりを言っても、中国に逆らっては何も出来ません、世界の平和はこうして大国の姿勢によって、平和が保たれて行くのではないでしょうか。

日本も、軍事力ではなく、経済力・技術力では大国の一員である事を自覚する事が大切であるが、国内で、つまらぬ政党間の内輪もめに終始しておれば、とても信頼される国ではありません、お恥ずかしい事です。

(えびなたろう)


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