きまぐれ発言

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「世襲議員の制限を公約に」

2009-04-26 16:41:12 | Weblog
「世襲議員の制限を公約に」       (009.04.26.)

自民党の選挙対策副委員長の菅義偉(すがよしひで)氏が国会議員の世襲を制限する事を選挙の公約に掲げることを提案し、党内議員の3分の1が世襲であることに、「党の体質が国民から嫌われている」と危機感を表明し、世襲制限の具体策を考える勉強会を発足させる模様である。

此れに対しては、自民党内の世襲議員は猛反発し、混乱している様だ。

民主党の岡田克也副代表は、熊本県の菊池市で講演し「世襲は日本の民主主義を弱めている」として、制限を設けることに賛成の意向を示し次期選挙の争点にする事を訴えている。」

世襲議員に対しては、選挙に必要な・「地盤(講演会組織)」・「看板(知名度)」・「かばん(資金力)」の三つが、其のまま受け継がれることに、一般の新人候補者と比較して有利な条件が揃っており、当選がしやすい。

従って、有能な新人候補が出現しなくなり、苦労も、我慢も知らない世襲議員が多く、国会議員が「家業」に成ってしまっている傾向がある。

無論世襲議員が全部悪いとは言わないが、少なくとも、親・親族の七光りに浴して当選を果すことは避けるべきではないかと言うのである。

岡田氏が本部長をつと勤める民主党政治改革推進本部では、所属の国会議員にアンケート調査を行い、世襲議員の立候補制限に賛成が78%に上っており、本部は次期選挙のマニフェストに掲げることを決めている。その内容は、国会議員の子や配偶者など一定の親族が同じ選挙区から連続して立候補することを制限し、親族の範囲は「3親等以内」とすると言うものである。

読売新聞社による「世襲」の定義は、下記のように定義している。
1)兄弟姉妹、父母、祖父母など候補者本人の3親等以内の血族と配偶者に国会議員が居る。
2)配偶者の兄弟姉妹、父母、祖父母など2親等以内の姻族に国会議員が居る。
(えびなたろう)


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