きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

空白と低迷が続く日本の政界

2012-04-17 11:26:00 | Weblog
空白と低迷が続く日本の政界        (012.04.17.)

今政界を二分する問題は、消費税増税に対する問題だ。「与党は賛成」で、「野党は反対」と言っている、しかし与党である民主党の中では、小沢派と言う反対を表明する動きもあって、
民主党は小沢派の動きによっては分裂の危機を抱えて居る。そしてまた、「野党の自民党側」にも以前から、10%の増税を政策に抱えて居るグループもいて、野田総理からは同じ増税主張には、話し合って一緒に遣ろうではないかと協調を要請している。しかし、それには同じ政策でも野党として民主党と一緒には遣れないと言う。

出された法案の決定にたいしては、議員の賛否で決められるが、議員の数から見ると衆議院は与党民主党が多数を占めるが、参議院では野党が多数得おしめると言う「ねじれ国会」になって居る。従って、如何しても民主党は自民党の協力が必要である。民主党の谷垣総裁はその足元を見て、この際、解散総選挙に持ち込みをにらんで反対に徹する行動を取ろうとしている。それはまた、民主党内小沢派の反対行動を当て込んでの話である。

従って、消費税の増税問題に対するよりも、野田政権の足元を見て解散に追い込もうとする自民党の行動を優先するか、または増税か、の問題にすり替わって来ている。

増税そのものの必要性は、各党とも、いずれ増税は避けて通れない事は分かっている。国民の世論調査でも必要性は認めている。しかし、自民党は党として、政権奪還を目標にしており、よいチャンスだと狙っている、しかも民主党には小沢派と言う「シロアリ軍団」が存在しているからである。

国民から見れば、民意不在の政党間、政局闘争としか見えないと批判の声が上がっているが、此処へ来て、野田政権の野党に対する「妥協・妥協」の姿勢、党内では小沢派にも気を使い配慮する姿勢に、リーダーシップのない、ダッチロールを続ける行動は。何一つ、「成し得ることが成し得ない」空白と低迷の連続であると言わざるをえない。

早くこの域から抜け出す事が必要で、この際、「解散総選挙」も遣らざるを得ないのかも知れない、それにしても、憲法違反である、一票の格差是正を先ず遣らないと選挙も出来ない状態だ。
(えびなたろう)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿