きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日本海航路の開設

2012-08-13 12:33:48 | Weblog
日本海航路の開設      (2012.08.13.)

今迄、日本海航路の海運は韓国の「長錦(シノコー)商船」が釜山港と秋田港を結び途中「新潟」「直江津」「伏木富山」の各港に立ち寄るルートであった。
其れがロシア沿海州との航路の開設が持ち上がり、本日(8月13日)より航路の延長が決定し、釜山から「ウラジボストック」まで延長する事に成った。

此れによって「秋田」から「新潟」「直江津」「伏木富山」を立ち寄り「釜山」を経由して「ウラジボストック」へ向かう行き(7日間)と「ウラジボストック」から「釜山」経由で「秋田」に帰るえる(5日間)の2ルートが2隻の船舶を交互に使い、週1便で就航することが決定した。

これによって、今迄秋田、ウラジボストック、間の荷物が釜山で積み替えられる手間が削減され、また輸送日数も短縮されることでコスト削減に繋がる事になった。

今後日本とロシアとの貿易拡大が見込まれる事から、秋田県にとってもまた、極東ロシア側にとっても大いに期待される所で、佐竹敬久秋田県知事も「東日本全体から荷物確保に協力し、主要航路に育てたい」と全面的にバックアップする姿勢を示し、県は入港料や岸壁使用料、荷役機械使用料の経費の一部を補助する方針で、更に、ロシア向けコンテナー1本に付き1万円を荷主に助成する制度も創設すると言う事である。

今後はロシアとの貿易拡大が見込まれる予想のなかでは、日本海航路は見直され、「秋田港」とのライバル関係にある京都の「舞鶴港」もロシアとは、「ボストーチヌイ港」とのコンテナ船の試験輸送も始めていると言う事である。

輸入品は、ロシアからは製材品等が相当量輸入されている、また輸出品は自動車や家電品ばかりでは無く、食品等、幅の広い分野への期待が寄せられている。

これ等は、すべて民間で、両国の交易拡大の話であるが、国に於いての外交は、未だに遅々として進まず、このままでは、中國や韓国が日本に変わって、全てを持って行かれるのではないかと心配する所だ。
(えびなたろう)


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