きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

事業仕分けの評価

2009-12-01 12:24:06 | Weblog
事業仕分けの評価        (009.12.01.)

今回の事業仕分けで、僅か1時間の討論で、仕分けが判定される事に「無謀だ」と言う意見もあるが、今までこの分野は、国民に知らされないところで遣っていたから、明らかにされる事が、大変良かったと言う評価もあった。

揉めているのは、科学研究分野で、次世代スーパーコンピューターの建設問題である。
ノーベル科学者をも交えて、盛んに議論されたが、科学の専門家にとっては、研究の基礎的な道具で、地球温暖化予測、新薬や新材料の設計、ジェットエンジンのデザインなどにも使われると言うことである。

一方同じ科学者でも、スーパーコンピュータ自体の必要性は否定しないが、其れを使える科学者の育成が必要ではないかと言う事で、「使えない」マシーンにしてしまわない為にも一段低位のコンピューターでも数台持って幅広い活用と人材育成た方が良いのではないか。と言う意見の人も居る。

また、子供の教育問題に付いても教育専門家は、教育の必要性に口角泡を飛ばして、反論している。確かに教育の問題も、決して必要で無いとは言えない重要な問題です。
しかし、遣り方や工夫によっては、効果を上げる方法もあるのではないでしょうか、もっと知恵を出す必要があると思います。

事業仕分けの事務局長加藤秀樹氏(構想日本代表)は仕分け評価の中で「間尺(マジャク)」と言う言葉を使われている。あまり使われない言葉だが、「間尺に合わない」とは日本古来の建築用語だと思うが、「建物の大きさに合わない」、「バランスの取れない」、「割りに合わない」等々を言い表す言葉で、日本の現状を考えた財政の中で、「猫に小判」ではないが、過剰な設備や投資ではないかと言う事を言っているのである。
必要で無い物は無論廃止するが、必要なものでも、間尺に合うかを問うていると言う事です。

昨日(30日)鳩山総理は、総理官邸で行われた行政刷新会議で、「事業しわけ」の判定結果を「尊重する」ことを確認し、政治判断による変更を行う必要があるものは、「内閣が責任を持って説明をする」と述べている。

自民党政権時代から、国民の目には、各省庁税金の無駄使いが目に余り、国の体制の中に何処かで“チエック”してくれる所は無いのかと、「やきもき」していた気持ちが今回の事業仕分け作業で、非常に大きな関心を呼んだ原因になっている。

批判する人は、此れを、民主党の「パフォーマンス」だ、只「国民受けを狙ったもの」と、冷やかに言う人がいる。しかし、現実に2兆円近い無駄の削減が見込まれる事には素晴らしい成果だと言わざるを得ないだろう。

今後の行政の中には、常に無駄の排除と効率のアップを考えた、政治が行われるよう、事業仕分けは、今後も続けてやることを望みたいと思います。
(えびなたろう)


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-12-01 16:16:04
税収も少なくなってきてるから無駄削減は当然だよね。俺は仕分けを評価してるよ。
あとは脱税してる鳩山や裏金の小沢を仕分けて議員辞職させれば国民も納得すると思います。
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