きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

社保庁問題 「ほっとけない!」

2007-05-26 11:16:02 | Weblog
社保庁問題 「ほっとけない!」

社会保険庁問題は、全国に作ったグリーンピア施設を経営が成り立たない事から、建設に掛かった費用より極端に安い価格で民間に売り払い其の差額が約3000億円と言う税金を全く無駄に使い果たした事から、国民の関心が一段と高まり、いったい社会保険庁の経理内容はどのようになっているのかと、騒ぎ出したのがそもそもの始まりである。
その後、この問題の内容調査に対し、調査に抵抗する社会保険庁官僚と表向きは調査に協力姿勢があるような格好をして、腹の中では抵抗している与党議員などもいて調査実態の進展は遅々とした状態であった。
其の中にあって、唯一全力をあげて調査に当たってくれた国会議員は、民主党の長妻あきら議員、他である。
調べれば調べるほど、ボロボロぼろぼろ、無駄使いの実態と、受給者記録等の記録の不正確さやミスが目立ち、遂には、長妻議員が国会質問で「どれくらい年金が正確に社会保険庁に記録されていないのか」と聞いたところ、柳沢厚生大臣からの答弁は「わからない」との答えで、これには、さすがの与党議員も声もでなかったようである。
なぜこのように国民の税金を無駄にしている現状を調査するのに、政府与党側は
何につけても消極的であるのか?。何かの利権が付き纏っているような大きな疑問がいまも、残って払拭出来ない。

本来なれば、超党派議員で調査解明に当たる性質の全国民的関心事であるのに。
 
安倍総理は昨日(25日)衆議院の厚生労働委員会で、保険料の納付記録が年金額に反映されない「公的年金の支給漏れ問題」に関する政府・与党の対策を明らかにした。
時効となる過去5年を超える支給漏れも、全額保障する救済法案(議員立法)を秋の臨時国会に提出する事に加え受給者が領収書をなくしていても、保険料納付の事実を確認する新たな手続きを策定する方針を打ち出した。
さらに、該当者不明の納付記録約5000万件の全件調査を今後2年程度をめどに実施し、問題の全容解明を目指す。ということである。

しかし、7月参議院選挙を控えて、与党としては、何はともあれ、此処は我慢と事を荒立てず、秋まで先へのばす戦略も見え見えだ。また疑惑の調査についても消極的なのは、先の緑資源機構に絡む金の問題・社会保険庁に絡む金の問題が、与党の資金の出所になっている疑いが有るからである。これが今の自民党の体質なのです。
だから、還元水の松岡農水大臣も今なお堂々と、大臣の椅子に座って居られるのだ。

「ほっとけない!」(えびなたろう)