きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

貧困脱却へ!ヨルダン国王が寄稿

2007-05-19 11:21:16 | Weblog
貧困脱却へ!ヨルダン国王が寄稿

☆:本日の毎日新聞にニューヨークで開かれたG11(低中所得国を中心に造られた首脳会議)でヨルダン国王が貧困脱却への訴えを述べられた。
其の中で、「世界の貧困対策には最貧国に対する支援だけではなく、低中所得国への
経済改革支援による、発展と購買力の向上をもたらす様にする事が必要だ」と述べられている。そしてその事が「世界にとって、繁栄と成長の循環を作り出すことが出来る。」と述べられている。

今世界の先進国は生産・生産と物を作り、輸出・輸出と売り出すことばかり考えているから、WTOでは、輸出の問題で、色んな衝突が起きている。

中国では、いま自動車の安売り競争が激化しており、安売りのチキンレースが行われ、メーカーの自殺行為をやっている。
 これは、消費の絶対量が少ないからで、これからの先進国は生産ばかりではなく消費市場の開拓に力を入れないと、物の流れがスムース行かないわけで、其の為には、低中所得国が、消費の出来る国になって貰うことが必要で、ヨルダン国王はそれをやることで、「繁栄と成長の循環を作り出せる」と言われているのだ。

 世界の人口の60%以上の人たちが、低中所得国の人であるから、それを思うと世界の消費市場はまだまだ大変に広い。今中国が、自国の中で、消費を煽っただけで、世界の経済がその影響を受けている事をおもえば、中国以外の国々の低中所得の人たちの消費向上政策は前途有望であると思う。

日本のこれからも、この点を世界に先駆けて、世界の貧困脱却に大いに貢献することが、必要であると思う。
日本の国旗「日の丸」が侵略と、戦争の象徴だと、言って消極的な人も居るけれど「日の丸」こそ、平和と繁栄を象徴する国旗だと言われるように、全国民が努力する事で、「平和の国日本」を態度で示す事になるのだ。
                     (えびな太郎)