きまぐれ発言

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憲法改正論議

2007-05-20 12:39:22 | Weblog
憲法改正論議

今日はテレビで各局とも国民投票法の成立から、憲法の改正について議論した番組が多かった。其の中で、安倍総理は今度の衆議院選挙で、憲法改正を選挙の争点にして、賛成・反対で、戦う事を狙っているとのことである。

憲法は、本来、国の権力者が、無謀な行動に出ないように、権力を抑制するために、その歯止めとして作られるもので、権力者はその内容を尊重し守る義務があるのである。
従って、全国民の賛同を得て、作られる性格のもので、与野党が、争って、選挙の争点にするべきものでは無いと言うことだ。

安倍総理は、戦後アメリカによって作られた憲法で日本国民によって作られた物ではない、と言われる。でもその内容は、大変良く出来ていて、日本は今日まで60年間、一度も戦争をした事も無く、一発の弾丸を撃った事も無く、被弾した事も無い。このような国は世界において、唯一日本だけである。

しかし、時代の移り変わりから、現状の日本が今のままの憲法では世界に向けての行動等に、制約があり、国際的な活動に十分な役割を果たせないでいる。其のことから、9条以外での改革では賛成者が多数を占めている。

アメリカに作ってもらった、憲法だから、と言うが、今の日本の現状はアメリカの核の傘の下に居て。外交に置いてもアメリカの顔色を伺い、アメリカに向かっては自国の主張を堂々と、言う事も出来ない状態では、憲法改正と言っても自国の主張を通した、憲法が作れる筈が無いと思う。

例えば、集団的自衛権の問題での論争の中で、何時も引っ掛かるのはアメリカとの関係の中での対応で、揺らいでいる。
国民投票法が施行出来る、3年後までには、日本は今よりも自主的な行動が出来る、キチンとした、国としてのポリシーを持った国になる事が、先ず先決で、其の上で、世界に示せる堂々とした憲法を作ることを提案したい。

   アメリカは、世界平和を武力で、押さえつけようとしている国である。
日本は、武力を否定し、福祉国家論に立脚した国であることを、憲法に明示するべきである。
                       (えびなたろう)