NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

♪お知らせ♪

★いきなりのフォロー申請は、申し訳ありませんがお断りさせていただいておりますのでご理解ください。                                        ★ブログ本文と関連性が低いコメントは、削除及びスパムとして報告させて頂く事があります。 また、名前が無記名(Unknown)のコメントも、削除させて頂きますのでご了承ください。

<9月の鑑賞予定映画>

「スオミの話をしよう」「Cloud クラウド」

「ファーザー」

2021年05月29日 | 洋画

~史上最高の演技~

2020年 イギリス/フランス合作  (2021.05.14公開)
第93回アカデミー賞 主演男優賞&脚色賞受賞
配給:ショウゲート   上映時間:97分
監督:フロリアン・ゼレール
原作:フロリアン・ゼレール
脚本:クロストファー・ハンプトン/フロリアン・ゼレール
美術:ピーター・フランシス
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
出演:アンソニー・ホプキンス/オリヴィア・コールマン/マーク・ゲイティス
   イモージェン・プーツ/ルーファス・シーウェル/オリヴィア・ウィリアムズ

<見どころ>
世界中で上演された舞台を映画化したヒューマンドラマ。年老いた父親が
認知症を患い、次第に自分自身や家族のことも分からなくなり、記憶や時間が
混乱していく。原作を手掛けたフロリアン・ゼレールが監督と脚本を担当し、
『羊たちの沈黙』などのアンソニー・ホプキンスが父親、『女王陛下のお気に入り』
などのオリヴィア・コールマンが娘を演じ、マーク・ゲイティスや、
イモージェン・プーツらが共演する。

<ストーリー>
ロンドンで独りで暮らす81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、
少しずつ記憶が曖昧になってきていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が
頼んだ介護人を断る。そんな折、アンが新しい恋人とパリで暮らすと言い出して彼
はぼう然とする。だがさらに、アンと結婚して10年になるという見知らぬ男が
アンソニーの自宅に突然現れたことで、彼の混乱は深まる。

<感想>
アンソニー・ホプキンスが、歴代最高齢での受賞となった作品なので
これは是非観に行かねば!と思い、公開早々に鑑賞。

認知症のお話なので、館内は高齢の方がメインでしたが、まぁ私語が多い。
さすがに本編に入ると静かだったが、EDになると後方のおばちゃん二人が
ピーチくぱーちく喋りだし、何度か後ろ降りかえったがお構いなし。
業を煮やした私の隣の男性が、「うるさい!まだ映画は終わってないんだぞ!」
と一喝してくれたので、静かになりました。(おじさま、グッジョブ!


話は本編に戻りますが、認知症の父親目線のカメラワーク使いで
観客側も疑似体験的な感覚になります。こういう見せ方なかなか斬新で
面白かったですし、何が本当なのかわからなくなり、もはやホラー映画?
って感じ。


目立った音楽もなく、会話劇でしたが最後まで飽きずに観ることが出来ました。
また、アンソニー・ホプキンス自身も高齢だから、演技とわかっていても
認知症患者にしか見えなくて、改めて彼の演技力の高さを見せつけられた
感じです。オスカー受賞、納得です。

親の認知症が酷くなっていくのを目の当たりにする子供としての辛さが
リアルで、私も高齢の両親がいるので、親が認知症になったらと・・・
いろいろ考えさせらる映画でした。

舞台っぽいなぁと思ったら、舞台劇を映画化した作品なんですね。

点数:8点/10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする