NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<8月の鑑賞予定映画>

「ブルーピリオド」「ボレロ 永遠の旋律 」「ラストマイル」

「愚行録」

2017年03月05日 | 邦画

~そこには、悪意も、善意もない~

2016年  日本映画   (2017.02.18公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画 /オフィス北野 上映時間:2時間
企画・制作:オフィス北野
監督:石川慶
原作:貫井徳郎  『愚行録』(創元推理文庫刊)
脚本:向井康介
音楽:大間々昂
美術:尾関龍生
出演:妻夫木聡/満島ひかり/小出恵介/臼田あさ美/真嶋秀和
    松本若菜/市川由衣/中村倫也/濱田マリ/平田満

<見どころ>
「乱反射」「後悔と真実の色」などで知られる人気小説家、貫井徳郎の直木賞
候補作を実写化したミステリー。未解決の一家殺人事件を取材する雑誌記者が、
その思わぬ真相にたどり着く姿を追う。メガホンを取るのは、短編を中心に
手掛けてきた石川慶。『悪人』で共演した妻夫木聡と満島ひかり、『十字架』など
の小出恵介、『ランブリングハート』などの臼田あさ美らが顔をそろえる。羨望、
嫉妬、駆け引きといった人間を深く見つめた物語に引き込まれる。

<ストーリー>
エリート会社員の夫・田向浩樹(小出恵介)、美しい妻・夏原友季恵(松本若菜)と
娘の一家が、何者かに惨殺された。事件発生から1年、その真相を追う週刊誌
記者の田中武志(妻夫木聡)は、一家の関係者を取材。浩樹の同僚・渡辺正人
(眞島秀和)、友季恵の大学時代の同期・宮村淳子(臼田あさ美)、浩樹の大学
時代の恋人・稲村恵美(市川由衣)らから語られる、一家の意外な素顔に驚く田中。
そして、自身も妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の容疑で逮捕されるという
問題を抱えていた。

<感想>
原作=未読
「イヤミス」ストーリーっていうのわかっていても、やっぱりしんどい内容だったな

 
人間、誰しも少なからず表裏の顔がある。本編にも出てくるスクールカーストや
女子のマウンティングなど、傍目から見るととてもばかばかしくて愚かなことだけれど、
実際にあることだし、学歴や容姿などで人を判断したしすることだって、自分自身に
置き換えても思い当たることありありで、映画に出てくる人たちほどではないにしろ
「あるある」と感じる面があり、考えさせられますね。

 
当事者がそれぞれ告白するシーンが主なのですが、それぞれ自分の主観交えての
告白なので、どれがほんとの田向・夏原なのかは、私にははっきりつかめませんでした。

でも、光子の独白を聞くと、みんなが勝ち組のエリート夫妻と言う割には
都内郊外の新興住宅で、ごくふつーの家庭を構えてた極々一般のお宅に見えちゃう
んですよ。
光子は、夏原のせいにしていますが、彼女が毅然としていれば、あそこまで
男性たちに弄ばれることはなかったと思うんですがねぇ・・・。

 
それにしても、妻夫木聡君と満嶋ひかりさんの演技は光ってましたね。

光子の独白シーンは圧巻でした。気が早いかもしれないが、来年の賞レースに
名を連ねること間違いなしでしょう。

人間の汚さが出た作品ですが、ほとんどの人間、こんなところあると思います。
もちろん私も。清廉潔白な人、この世にいませんって(笑)

あと、兄が全部知っててこの行動とっていたら、、、、これが一番怖いかも。

私は知ってての行動だと思って観ていたので、ほんと怖かったです。

点数:7点 (10点中)

コメント (2)
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