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NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<5月の鑑賞予定映画>

「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」「かくかくしかじか」「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」「父と僕の終わらない歌」「か「」く「」し「」ご「」と「」

「風立ちぬ」

2013年07月24日 | 邦画

~生きねば。~

2013年 日本映画  (2013.07.20公開)
配給:東宝      上映時間:126分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
プロデューサー:鈴木敏夫
美術監督:武重洋二
色彩設計:保田道世
音響演出・整音:笠松広司
挿入曲:「Das gibt’s nur einmal」
朗読詩:「風」 原詩:Christina Rossetti  訳詩:西條八十
音楽:久石 譲(サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)
主題歌:荒井由実 「ひこうき雲」 (EMI Records Japan)
声の出演:庵野秀明/瀧本美織/西島秀俊/西村雅彦/スティーブン・アルパート
       風間杜夫/竹下景子/志田未来/國村 隼/大竹しのぶ/野村萬斎

<見どころ>
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の
日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいと
いう夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。
主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。
ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。
希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の
原風景にも注目。

<ストーリー>
大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、
世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人
飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を
抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。
二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。

<感想>
ジブリ初の実在の人物を手掛けた作品。

とは言っても、内容は堀辰雄の「風立ちぬ」をもとに、宮崎監督がオリジナルストーリー
に仕上げたもの。オリジナルの話に実在の人物をどう絡ませていくか興味深く
鑑賞しました。


往来のジブリ作品とはかなり違うので、賛否がかなりわかれているようですね。

 
子供が観るというよりは、大人の作品。しかも、堀越二郎の人となりをさらっと予習して
観に行った方が、作品に入りやすいかも?私は事前に「笑ってこらえて!?」のSPで
予習していたので、話についていけましたが、堀越二郎の半生をがかなりスピーディーに
展開してます。それと、技術話が前半けっこうあり、専門用語もバンバン出てくるので
飛行機作りに全く興味のない人には、退屈な場面もちらほらあります。
あと、関東大震災~不況~世界大戦突入の歴史的背景が少々淡々とした流れなので
このあたりの勉強もさらっと復習しておいたほうがいいかもしれません。

 
声の点については、主人公:二郎を演じた庵野さんの声は、申し訳ないが最後まで
違和感が残りました。宮崎監督が庵野氏を起用する理由はよくわかりますが、やっぱ顔と
声の年齢差がありすぎ。
それでも、慣れとは恐ろしいもので後半は麻痺しかけましたが(笑)
逆に良かったのは、菜穂子を演じた瀧本美織さん。
可憐な品の良いお嬢さんな役がうまく出せてたと思います。そのほかの出演者も
意外にキャラに合っていて、風間さん以外はあ!この人の声だ!というのがわかりにくくて
良かったです。


前半の二郎の飛行機作り中心の話は、少々退屈でしたが、後半、菜穂子をと再会
してからの展開は、非常に見応えがありました。
特に、菜穂子の二郎に対する思いやりを深く描いているのにちょっと感動。
終盤、体調が思わしくないのに病院を飛び出してまで二郎のもとに走ったのは
二郎に逢いたい気持ちはもちろんだが、本当は二郎の力になりたい・彼の物づくりに
対する夢を自分の為に諦めてほしくないという気持ちもあったのではないでしょうか?
お互いに、深い尊敬と愛情の念がある数々の場面に何度涙したことか。

あと、二郎を見ていると、時々宮崎監督とダブって見えました。
柔らかい色彩・雲&空の描き方は、宮崎監督のこだわりが見え、雲の画像を観るだけで
なんだかジーンと来てしまう私。効果音は、すべて人間の声で再現したというのだから
驚きです。あと、関東大震災の描き方も凄かった。

最大の効果は、ユーミンの「ひこうき雲」。
この世界観と見事にマッチして、相乗効果となって、大泣きでしたわ。

観終わった率直な感想は、宮崎監督がやりたかったことが、この映画にすべて
凝縮されているのかな?という印象。
奥が深い作品でわかりにくい点もありますが、生きるにはいろいろ矛盾したことが生じるが、
それでも自分らしく生きていくことを、表現した映画でした。

ジブリ=ファンタジーといういう概念を捨て、素直に観るべき作品なのかと思います。

点数:9点 (10点満点)