青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

今年のシルビアシジミ

2024-05-10 08:11:40 | 雑記 報告


去年7月2日に、偶然、公園の入り口(裏口)で出会ってから、9月26日のラスト・チェックまで観察を続けていました(ちょうどカメラが壊れてからだったので余り良い写真は写せていない)。

生育地は(隣接した)3ポイントの、ミヤコグサが生える半径1mほどの範囲。


秋に、どのポイントも草がきれいに刈り取られて、丸裸になってしまった。絶滅が危惧されながらも、しぶとく生き延びてきた蝶なので、心配はないと分かってはいても、今年も無事出会えるかどうか、気にはなります。


第一化は4月から出現するはずなので、3日に1回ほど発生ポイントに立ち寄って、チェックを続けてきました。しかし、いつまで経っても姿を現しません。少々心配になってきました。




去年とは、大きく異なる点があります。ミヤコグサが、去年とは比べ物にならない圧倒的な量で咲いているのです。しかし、シルビアシジミの姿は有りません。飛んでいるのは、ヤマトシジミとツバメシジミばかり。

それと、去年ミヤコグサを見たのは、発生ポイント周辺だけだったのが、今年はあちこちで見かけます。しかも、去年のように、ポツンポツンとではなく、一面に咲いている。


僕のアパートから公園入口のシルビアシジミ発生ポイントに行く途中の、公団アパート群の道路との間の斜面には、去年も咲いていました。でも、流石にこんな開け過ぎた環境にはいないだろうと、スルーしていたのです。




今年は、その公団アパートの庭一面を、ミヤコグサが覆っています。在来植物が、このような一面の群落を造る例は余り無いように思います。シルビアシジミがいないだろうことは端から承知のうえで、この異様とも言える大群落を、念のため記録しておこうと写真を写し始めたら、なんとシルビアシジミがやって来た。それも複数頭。

かなり汚損した♂だったので、たぶん4月上旬から発生しているのでしょう。毎日のように通っていたのに、こんなところにいるはずはない、とチェックを疎かにしていたので、出会えなかったのだと思えます。




ミヤコグサにしろ、シルビアシジミにしろ、実態が良くつかめない、変てこな生物である、という思いを強くした次第です。






以下、いずれも2024年5月9日。






僕のアパートから徒歩2分半。ミヤコグサが一面に咲いています。
















明後日(5月11日土曜)の朝、住民総出で草刈りを行う由。僕も参加して、事情を話して、一部を残してもらうよう、交渉を予定しています。






僕の部屋の窓から。中央辺りの団地群の中庭が発生地です。






団地住人の80歳のお婆さんと四方山話をしていたら、チャバネセセリがやってきました。5月のチャバネセセリも、結構貴重なのです。






そのあと、公園を半周して部屋に戻ったのですが、去年撮影出来なかった51番目の種、イチモンジチョウに(去年写し損ねたのと同じ場所で)ばったり出会いました。慎重を期して近寄るのを躊躇していたら、すぐに飛び去って(去年同様)戻って来なかった。余り良い写真ではないけれど、とにもかくにも写すことが出来たので、ホッとしています。













コメント
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