フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

梅雨時は、空を見ながら

2011-06-10 | 趣味

鬱陶しい曇り空の朝だ。妻が昨日の押し花教室で作ってきた作品を飾っている。奥の大きな作品に比べて今回は小さな花を集めた作品だった。
この調子で作品が増えていくと、飾るところが問題になってくる。

午前中は、雨が降らいないようなので、Cコースのウォーキングに出る。道路際に植えられていたヒペリカムが、満開になっていた。鮮やかな黄色なので、気持ちが高揚する。スーパーに寄って弁当を買う。そのスーパーは、休憩所が設けられていて、10人ぐらいの熟年の男女のグループが弁当と缶ビールを買い込み、賑やかな昼食会をしていた。


春にサクラを眺めた丘は、シロツメクサが満開だった。

ヤマアジサイが色鮮やかに咲いている。

ベンチに座って弁当を広げる。なんという鳥なのか、よく通る声で囀っていた。外で食べると、何を食べても美味しいのがいい。

 

帰り際に、雨が降り出して来た。

雨になると、家で、コーヒーを啜りながら本でも読もう。「ローマ人の物語 第15巻 ローマ世界の終焉」を読み続ける。ローマ社会の崩壊過程は、あまり面白い展開はない。ローマ社会の誇るべき遺産が全て無くなっていく。世襲皇帝の無力、農園主の富の独占、公共心の欠落、蛮族の侵攻、キリスト教の権力化。

夕方からさらに雨脚が強まってきた。読書の後はフルート三昧といこう。基礎練習では、今日からアルペジオの練習をする。運指がややこしいが、根気強くやろう。大事なのは、「腕と指の力を限りなく抜くこと」である。アルテ19課の曲を吹く。その後、20課の曲も予習しておこう。短前打音の練習だが設定されているテンポが早いので、先ずは、テンポを少し落として曲に慣れることにする。その後は、「名曲31選」から好きな曲を選んで吹いた。この時間一番楽しい。ビゼー「メヌエット」、メンデルスゾーン「春の歌」、久しぶりに宮城道雄「春の海」をやる。LentとAllegroのテンポの切り替えが難しい。終わってみると、今日は、不思議と指から力を抜くことができたので、指の回りがスムーズでしかも、余り疲れを感じなかった。

友人たちとのお食事会に出かけていた妻が夜遅く帰ってきた。アユの塩焼きが美味しそうだ。