フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

スペインへの憧れ

2011-06-09 | グルメ・クッキング

今日は大阪でフルートを習っていた教室のメンバーとスペイン料理を味わうことになった。場所は北浜の近く。店の名前は「EL PONIENTE」(スペインから吹く西の風)という意味。


店の奥に、2種類の生ハムが並んでいる。

まずはスペインビール「ボルダム」で乾杯。味が一番濃いということだが、独特のコクがあった。

付きだしはオリーブとビスケット


最初に出てきたのは、パスタならぬ、「タパス」=スペインの小皿料理、の赤ピーマン炒めとイカとグリーンピースの旨煮。

スペインパンは、独特の味わいのあるオリーブオイル「ダウロ」をたっぷりつけて味わう。この「ダウロ」はそのまま味わっても実に美味しいオリーブオイルだ。

次はイカの詰め物イカ墨煮。真っ黒でほとんど何が何やら分からなかった。イカの詰め物料理に挑戦したいと思っているのだが、余り参考にならなかった。

燻製の香りがほのかに香る生ハムは、いくらでも食べたくなるが、実に上手に「極薄」に切り揃えている。

ビールの次はワインに移ろう。ワインリストを頼むと、ものすごく種類が多いので、唖然とする。無難な白ワイン「トーレスヴィニャ・エスメラルダ」にしておこう。エメラルドという名の柑橘系の爽やかない辛口だ。

 


料理は、ウズラといっても、スペインは卵ではなくウズラの肉のグリルが出てきた。ほとんど鶏と同じような味がする。

 

パエリアならぬ「パエジャ」。ウサギの肉が入っている。食べてみると、食感、味は少し硬い鶏肉と変わらない。白ワインを愉しんだら、ロゼといこう。リオハの「マルケス・デ・リスカル」。エレガントな味わいだった。

デザートはプリン。売られているような甘さは全くない。キリリしまった、甘さとほろ苦さが男の口にはいい。

ほろ酔い加減で、ライトアップされている中央公会堂あたりまで歩き、散会した。


映画「サンジャックへの道」を思い出した。サンティアゴ大聖堂への800キロにもなる巡礼道、全ては歩き尽くせないが、その一部だけでも歩いてみたら、どうかな、と夢想する。