フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

二つの音楽の集い

2011-05-28 | 人々との交流

昨夜からの雨が続いていて、朝方は時折激しく降るので、屋根を打つ雨音に4時頃目覚めてしまった。外気温8度、室内18度、湿度40%。

朝食は昨夜のポトフでパン食で簡単に済ます。


食後、妻は、今日夕方からの音楽の集いに向けて、ヨーグルト入りケーキを焼き始めた。

私はフルート練習をする。基礎練習の後、アルテ19課の曲を3曲、メトロノームでテンポを守る。3曲目のハイドンの曲はかなり難物で、テンポ通り吹くのが大変だ。音楽的にもよく理解できない。その後、今日の音楽の集いで演奏しようと思う、グルックの「精霊の踊り」を何度か練習する。

雨がやんできたので庭を散歩する。ついでに、気になっていた、「1週間の木」の垂れ下がっている枝を払う。

新緑で瑞々しい緑で覆われている庭を歩く。

白色のクレマチスが雨に咲いた。


今日は音楽関係の集いが、続いて二度開催されるっことになっている。午後2時からは大泉の「セレナード」でレコード鑑賞会だ。毎回、参加者の誰かが、次回聴きたい曲をリクエストし、そのレコードを聴いた後、感想などを述べ合うことになっている。毎月1回開催される。私は、今月の曲、バッハの管弦楽組曲第2番、第3番をリクエストしていた。ホールの舞台にはタンノイの巨大なスピーカーが設置され、真中にグランドピアノが置かれている。真空管アンプから出る音は、あくまでも柔らかく、タンノイスピーカーの低音は、響き渡った。演奏はネヴィル・マイナー指揮、アカデミー室内管弦楽団、フルートはウィリアム・ベネットだ。第2番のポロネーズの演奏はテンポが速いが、気品があった。パディヌリは、華麗な装飾音で楽しい。
レコードを聴き終えた後、音楽関係の静かな会話。出されたテーマは、北杜市にある何箇所かの音楽ホールのそれぞれの響き、使い方の良しあしなど。
皆さん、最近の演奏情報など、音楽関係の知識は豊かだ。来月は、Tさんのリクエストでチャイコフスキーとドボルザークの弦楽セレナーデを聴くことになった。

続いて、清里のヤマガラさん宅へ。既に、「音楽講義」が始まっていた。今日のテーマはオペレッタ「メリーウィドウ」。レハールが作曲した当時の時代背景、「メリーウィドウ」のあらすじが説明された後、DVDで、有名な曲を数曲聴いた。

その後は、楽しい交流会に移る。まずは、シャンペンで「乾杯!」。アナゴ寿司、煮豚、鳥の煮物いずれも素晴らしい出来栄えだ。拙宅の酢の物サラダ。

カラフルな「擬製豆腐」が美味しい。早速レシピを教えていただいた。

その後は、清里のヤマガラさんの華麗なピアノ演奏で、「メリーウィドウ」を歌う。それからは、世界の歌を各自がどんどん歌う。皆さん歌うことの好きな人ばかりだ。ある方は、ショパンのマズルカを演奏された。

私も、フルートで「精霊の踊り」を演奏させていただいたが、少し酔いがまわってきてしまって、散々の出来だった。
その後も終わることなく歌が続き、お開きになったのは10時30分過ぎ。雨の中、「お疲れ様、ありがとうございました、また合いましょう」と声を掛け合って散会した。