フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

穏やかな冬の一日

2010-12-12 | 日記

昨夜は遅くまで起きていて、起きるのが遅くなった。あたりが明るくなっている。
外気温、マイナス4度、室温12度、湿度31%。

いい天気になった。風もなく、南アルプスや、八ヶ岳の峰々は紅く輝いている。まずCDで、ニコレが演奏するバッハフルートソナタをかける。朝なのでボリュームは落とそう。いつも通りに薪ストーブに火を入れ、野鳥の餌台にヒマワリの種を補充する。
コーヒーを淹れ、ネットで新聞を読む。8時30頃になると、室温は20度まで上がってきた。

薪ストーブは、最初はなかなか暖まらないが、その原因は、ストーブの温度を上げないからだろう。そのあたりが分かってきて、最近では、ストーブの頂上温度が200度を超えるまで、薪をどんどん入れて燃やすことにしている。この時、太い薪よりも、細い薪の方が燃えやすく、それだけ薪ストーブの温度を早く上げることができる。

ネットで新聞を読む。朝日天声人語から

「ヒマラヤの未踏峰だったマナスル(8163メートル)には日本人が世界で初めて登頂した。8千メートル峰をめざす計画は、戦後まもなく今西錦司氏ら京大グループが着手した。目標を決めるのに若手が資料を集めた。マナスルは資料がなかった。写真もなく、山の形さえわからない。だが今西はマナスルを選ぶ。若手らが「この山は何もわからへんのに。あきませんよ」と驚くと、こう言ったそうだ。「わからへんから、やるんや」。伝説ともいえる逸話は、登山に限らず「開拓者魂」というものをよく表していよう。とはいえ未知の領域を手探りで進む難路は並ではない。金星軌道に入り損なった探査機「あかつき」も、その困難に跳ね返されたといえる。成功の栄誉と失敗のリスクは、当然ながら正比例する。かけた費用は250億円。巨額を無駄にしたのか、せめて将来への糧にできるのかは、今後の宇宙航空研究開発機構しだいとなろう。国の台所がきしむ時代、この手の予算は微妙な世論の背中に乗っている。」

真っ直ぐに言うとその通りだ。しかし、宇宙計画、ロケット、逆噴射装置と言った世界は、比較するものはなく、言わば企業のいい値で役所が税金を出す世界なのが問題であろう、などと思う。

そろそろ朝食の時間だ。今日はあっさりやろう。ご飯にシラスをかけ、キャベツはオリーブオイルで炒めて目玉焼きを載せる。ワカメとうすアゲの味噌汁。後は、納豆とおこうこがあれば十分だ。

今日は日曜なので、「趣味の園芸」を見る。テーマはバラで、アーチにクライミングローズをどうからませるか、これは参考になった。

その後、久しぶりにNHK将棋を観る。森内九段対三浦八段戦。森内の向かい飛車と三浦のアナグマだ。終始、三浦が辛抱強く冷静に指した。最後は金があれば三浦玉は即詰だが、それがない。森内九段、お茶を一口飲んで、「負けました」と。将棋は、最後が実に厳しいゲームなのだ。

終わると丁度12時になったので昼食とする。今日は鍋焼きうどんにしよう。アゲは甘辛く煮る。

冷凍讃岐うどんを解凍し、出汁の中にうどんを入れ、竹輪の天ぷら、アゲを乗せれば出来上がり。あつあつをふうふういいながら、出汁まですっかり飲みほした。

今日は本当に天気だ。明日からは、天気が悪くなるので、今日中にたきぎ集めをしておこう。昼からは、森に出る。

森の中には、倒木した木が沢山あるので、それらを家の近くまで運ぶ。これがなかなかの重労働だ。1時間かけて、必要と思われる分量のたきぎになる木を運び終える。

次は、それらをチェーンソーで30センチ~40センチにカットする作業だ。これが、2時30分頃に終わる。チェーンソーの作業は、30分で終えるようにしよう。手が振動で痛くならないようにしなければならない。

その後、収納器や段ボールにたきぎを入れる。細い枝をポキポキ折ながら、詰めていく。3時頃に、作業が終わった。

次は、森のクマザサ刈りだ。3時から4時まで、森の北側のクマザサ刈りをする。まだまだ、「原生林」のままになっているところがあり、冬の今は、木々が葉を落としているので、そのままの姿がよくわかっていい。4時になったので、庭作業を終え、部屋に入る。

夕食までフルートを練習しておこう、1時間ほど、ほとんど基礎練習で終わる。

今日の夕食は、中華料理にしよう。メニューは酢豚と餃子だ。餃子は、先日スーパーで見つけた、「王将」の冷凍餃子だ。

先に、酢豚を作る。材料の野菜を切り、豚肉に下味をつける。

次に、豚肉を片栗粉にまぶして、チョット低めの160度でゆっくり揚げる。野菜は170度の油でさっと火を通す。それらを甘酢とからめ、水溶き片栗粉を回し入れると出来上がりだ。同時進行で餃子をフライパンで焼く。「王将の餃子」は、店のよりも味が格段に劣り話にならない。酢豚は、なかなか美味しい味に仕上がった。