紅白駒北
今朝も、実にいい天気で、雲ひとつない風もない。外気温マイナス６度、室温１０度、湿度３０％。
いつも通り、バッハのフルートソナタ（ランパル）のＣＤをかける。薪ストーブのガラスを磨き、薪に火を付ける。コーヒーを淹れ、ネットで新聞を読む。
朝日天声人語で、創作四字熟語。面白いのを拾ってみる。「まずは森羅万象のはやり物、「辛辣万食（しんらーばんしょく）」とばかりに食卓を席巻したのは食べるラー油。花鳥風月も泣く「夏長秋欠（かちょうしゅうけつ）」の猛暑に、八百屋の店頭は「市場菜高（さいこう）」。腹ぺこの野生動物が街をうろつく「群熊闊歩（ぐんゆうかっぽ）」。」
私も、窓外を見て、駒ケ岳、北岳、赤岳が真っ白くなっていたことを「紅白駒北」の四字熟語(熟語ではないか)を作った。
朝食は、オリーブオイルでキャベツを炒め、ケチャップ味にする。冷蔵庫にある野菜をたっぷり入れた豚汁を作る。これで朝食は出来上がりだ。
朝食後は、部屋に掃除機をかける。何故か、木屑が多いので掃除機をかけておこう。その後、９時過ぎからフルート練習。いつも通り、音出し、「毎日の練習」ＮＯ１、ＮＯ７、ＮＯ４をやる。力を抜き、澄んだ音を心がける。ここまでやって１０時を回った。次はバッハ１０３３番をざっと吹いてみる。難しく、なかなかスムーズに吹くことができない。次は、アルテ１７課ＮＯ１、ＮＯ２の曲をやる。シンコペーションをどう演奏するかだ。ＮＯ１は、慌てないようにすれば問題ないがＮＯ２は、少し練習する必要があるだろう。
次に、八ヶ岳フルートアンサンブルの曲を練習する。まず「What' New」テンポは１１２でやる。指摘されていたところは、ほぼできるようになった。特に難しいところはないが、皆で演奏したときに、他の音がどう聞こえるか。それによって自分がどう影響を受けるかが、問題だ。
その後、「カルメン」をやる。やはり、序曲が難しい。何度かやった後全曲を通して吹く。これで昼になったのでフルートの練習を終える。
昼食は、「丸亀製麺」のうどんを食べたかったのだが、わざわざ、韮崎のラザウォークまで行くのも面倒だ。それなら自分で作ろう。うどんは、きららに行くといつも気になる「乱切りうどん」。一玉９０円で実にうまそうに見える。
今日は、エビと竹輪の天ぷらを添えよう。言わば、「丸亀製麺」のトッピングだ。もちろん、ショウガもすっておく。最初にエビの背ワタを取り除く。竹輪は縦半分に斜め切り。
それらを天ぷら粉に浸して、１７０度の油で揚げる。うどん出しに、別鍋で温めたうどんを入れ、仕上げに菊菜を散らす。もちろん、うどんは大盛りだ。揚げたての天ぷらを入れると、美味しさは「丸亀製麺」風になった。
午後は、庭作業をしよう。靴下の上から、先日Ｊマートで買った長靴の下ばきを履く。長靴は、冬になると冷たいのが欠点なので、これで足が暖かくなった。
まず、腰に二丁拳銃ならぬ、三丁道具をつける。鋸、植え込みシャベル、鋏。これが無いと森の中で作業はできない。
今日は、先日に続いて、春に、東京電力が電線に掛かる樹木を伐採しに来た時に置いておいてくれた１２０センチの枝を家まで運ぼう。しかし、その量は半端ではない。
急な坂をたきぎを持ち上げねばならないのが、一苦労だ。それだけで、額に汗が出てくる。家まで木を運んで来たからといって、たきぎになるのではない。それらをチェーンソーで４０センチにカットし、段ボールなどの箱に入れ、ようやく使えるたきぎになるのだ。
それが終わってから、今日も庭のクマザサ刈りをしよう。エリアは、南東側だ。そのエリアに生えているクマザサをどんどん刈る。４時なったが、エリア全てのクマザサをカットすることができなかった。これは明日に課題にしよう。
部屋に戻ると、室内は２０度と暖かい。夕食までフルートの練習をしておこう。朝やっていなかった八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」を何度か吹く。意外と詰まるところがあるので、そこを重点的に練習する。
５時３０分から、夕食準備だ。まず、スジ肉とこんにゃくを使った「すじこん」を作ろう。飲み屋の突き出しでよく出てくる、美味しい一品だ。
スジ肉はショウガの皮と一緒に煮こぼし、余分な油を取り除く。その後、スジ肉とこんにゃくを砂糖、酒、醤油を入れて、丸のままのニンニク、ショウガの千切りと一緒にとろ火で煮る。あらかた煮てから、薪ストーブの上で煮詰めることにしよう。
夕食は、昼に続いてパン粉で衣を付けてフライにしよう。エビ、タコ、豚肉、野菜はレンコン、ナス、ピーマン。ビールで乾杯して、揚げたてを「なにわ名物 串カツソース」に浸し、一味をたっぷりかけて食べる。「美味い！」、どうしてフライにすると美味しくなるのだろうか。しかも、ちょっとの時間で、沢山のフライが出来るので、明日の朝食にも使える。冷え込む八ヶ岳の夜の晩餐は、今夜も静かに盛り上がった。
