フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

来年のフクを祈る

2010-12-27 | グルメ・クッキング

大阪は、外気温はそれほど低くはないが、室温がいつまでも上がらないので、寒い。
断熱や暖房効率がいかに悪いか、よくわかる。

コーヒーをすすりながら本当の新聞を読む。

天声人語から
~たとえば漱石を読むと、東京の冬は当時かなり寒かったことがうかがえる。身辺を描いた小品によれば、ある朝、風呂場は氷でかちかち光っている。
水道も凍りつき、温水をかけてやっと使えている。いまは屋外も凍ることはまれだ~

~今年も大詰めの日々となり、寒波の到来で北国は大雪が続く。夏の猛暑と相殺してほしいが天の采配はままならない。〈冬は又(また)夏がましじやと言ひにけり〉は江戸期の鬼貫。~

今日は、昼から、理髪店に行く。鏡で己の顔をしげしげと見るとなんとなく気恥ずかしくなってきた。髪は相当伸びてしまった。自宅にいるとものぐさになってきていけない。改めて「人に見られる」ことの大事さを感じた。

ミナミに出よう。千日前は相変らずの人出だ。

平日の昼と言うのに、話題になった「大タコ」の新しい店は、長蛇の列だった。

今日は、以前の職場のメンバーとてっちり食べることになっている。店に入るとまずは、ビールで乾杯だ。湯引きを食べよう。コリコリとした歯触り最高。


次は、てっさ、ポン酢にからまって旨さ一入だ。

鍋の出汁が沸きあがってきたので、てっちりを入れる。(写真は、ふぐの身を鍋に入れた後なので皮が目立ってしまった)

もちろん、飲み物はひれ酒に代わる。マッチを擦って余分なアルコールを飛ばす。グイと飲むと、ひれが焦げた薄苦味のある味が口中に広がって旨いではないか。


最後は、雑炊だ。出来上がった雑炊にポン酢を少しかける、てっちりの雑炊は何故もこう美味しいのか。おのずからお代わりと言いたくなる。

ひれ酒は酔いが遅れて回ってくるので、家に帰りつくころは、やや千鳥足の気分朗朗、頭は朦朧となってしまった。