今朝も晴れている。風もない。外気温4度、室温12度、湿度31%。
起床後まずはCDをかける。ニコレのバッハフルートソナタ。ランパルとの音の違い、フレージング感の違いを聴き分けようとするが簡単には行かないようだ。ただ「違う」のは確かだ。
窓ガラスを磨き、灰を掻きだし、ようやく6時30分から薪ストーブを焚く。ガンガンたきぎを入れ、ストーブ頂上温度を250度に持っていく。7時40分には室内が18度になった。1時間で6度上がったことになる。
ネットで新聞を読む。
「先酒後麺(ソンジュフミョン)」 というのがあった。
「最近、私がもっともよく口にする四字熟語です。難しい格言ではありません。「まず酒を飲み、麺で〆る」という意味です。この言葉を初めて知ったのは、ソウルの東大門市場から地下鉄で10分ほど行った踏十里(タプシムリ)にある食堂「ソンチョン・マッククス」。そこでは、茹でた豚肉とトンチミ(ダイコンの水キムチ)をつまみにマッコリや焼酎を飲んだ後、7割そば粉の冷麺で〆ます。店の壁には「先酒後麺」の筆文字が額に入れて飾られていました。」
朝食は、昨夜フライを作った時に残った、卵、小麦粉、キャベツをお好み焼き風に焼く。いくらなんでも、朝からお好み焼きとはならないので、麺つゆを薄め温めたものに浸して食べよう。あっさりとしていい。薪ストーブの上に置いていた「スジコン」は、俄然こってりしてきて美味くなった。
【あれだけ硬かったスジ肉がとろとろに柔らかくなっている半面、柔らかかったこんにゃくが硬くなっているのは、これ如何に。
退職後の夫婦の財布の紐と解こう。
その心は、あれだけ柔らかかった夫の財布の紐が最近硬くなり、一方あれだけ硬かった妻のは、柔らかくなった。】
と、つまらないことを考えながら、朝食を終える。
天気予報では、いい天気は明日までなので、今日は洗濯をしておこう。といっても、一人分なので高が知れている。
木屑や灰がストーブの周辺に散らばるので、掃除機もかけておこう。「上等の薪」ならこんなことはならないのだが、何しろ森の中から持ってきた枯れ木なので、奇麗に加工されていないのが玉にキズだ。燃える力は余り変わらない。
その後、9時過ぎからフルート練習だ。今日は、八ヶ岳フルートアンサンブルの練習の最後の練習日なので、できるだけのことはしておこう。まずは音出し、「毎日の練習」NO1、NO7、NO4の順にやる。基礎練習だけで1時間だ。次は、アルテ16課のNO1とNO2の曲もやっておこう。シンコペーションの練習だ。その後、バッハフルートソナタをざっと吹く。
次は八ヶ岳フルートアンサンブルの曲の練習に移る。まずは、「What's New」テンポ112で一通り吹く。特にミスはなかったが、この曲はリズムや音の伸ばしが微妙に変わっていくのが持ち味なので、ぼやっとしているとミスる。ややこしいところを何度も練習する。
その後「カルメン」を通して吹く。やはり、「第1幕前奏曲」が問題だ。高音のトリルとスタッカートが上手く吹けないのが悩みだ。この期に及んでこんなことを言っていては始まらないが、現実だから仕方がない。
それまでやって、昼になったので、フルートの練習は一旦置く。
昼食は、焼きそばを作ろう。これは、時間がかからないで楽だ。麺は、上州「高山麺業」の「焼きそば」。別に選んだわけではないがオギノにはこれしかないのだ。
材料のイカや豚肉を切る。野菜高だが、キャベツは大切りで存在感を高めよう。焼きそばの主役はキャベツなのだから。
それらを、ソースで炒めれば出来上がりだ。炒め物には、黙って、「ガラムマサラ」をかけよう。香りが違う。
食べる直前に、紅ショウガ、かつお節、青のりをかける。「激辛ソース」はさすがの旨さだ。この上州の「焼きそば」、ばかにしてはいけなかった。なかなかの腰で美味しい。
昼からは、日が陰ってきて、風も吹いてきた。屋外作業は少しつらいところがあるので、昼からも、フルート練習を続行する。「トランペット吹きの休日」もやっておこう、もう一度、八ヶ岳フルートアンサンブルの曲などを練習した。
4時過ぎに家を出る。運悪く雨が降り始めてきた。今日は山道を走らずに、高速で行こう。先にオギノに寄り、買い物をする。長坂ICから諏訪南ICまで通勤割引で350円だ。
6時から練習が始まる。まずは「トランペット吹きの休日」。スタッカートを利かせて軽く、強弱のメリハリのある演奏を目指すようにとの指摘。次は、「カルメン」。やはり前奏曲が上手くいかなかった。それ以外の曲も、一人で練習しているときのテンポと違うので、大分戸惑った。「What's New」は、何箇所かミスるが、何とかいけそうだ。
練習後、簡単な打ち合わせをして9時過ぎ散会する。帰りも350円の高速に乗る。アダージョの森には10時になった。
まずは、薪ストーブに火を入れ、冷えている部屋を暖めよう。夕食は「ソースかつ丼」。材料を用意していたので温めるだけだ。昨日の残りのカツをオーブンで焼き、温めたソースに浸す。
ご飯の上にキャベツの細切りを載せ、
その上にカツを盛りつけ、少しソースを垂らすと出来上がり。空腹だから、何を食べても美味しいのだが、このソースかつ丼、ご飯の追加を注文した。
飲み物は、「ドメーヌ・アラン・ブリュモン」。酸味、タンニンが強くなく、スッキリした赤ワインだ。香りがいい。冬の夜が深々と更けてきて、聞えるのはストーブで薪がはぜる音だけだ。