へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

オカヤドカリ  2度目の冬支度  2

2007年10月04日 04時10分12秒 | Weblog
今までにも書いているのだが、砂について少し書いてみます。
「ドライかウエットか?」、意見が分かれるところである。
それぞれに「一長一短」がある。
理想から言えば、出来る限り「棲息地に似た環境」を作れば良いのだが、狭い飼育容器の中では「とても無理」と言わざるを得ない。
多くの人はウエットを採用しているようであるが、幾つかの問題点がある。
@の場合、熱帯魚の様に「ろ過装置」を使うことが出来ない為、@の排泄物の処理が大変である。
砂がウエットの場合、排泄物は水分を含んで「微生物(細菌)の温床」になりやすい。
それを防ぐ為、月に1度か2度の「砂の交換」が必要になる。
これが大変な作業である事は、「経験者」なら良く解る事である。
更に、@たちにとっても「はなはだ迷惑」な事でもあるだろう。
何故なら、脱皮の為に2ヶ月以上も砂に潜っている事が有るからだ。
通常でも、1ヶ月以上は珍しくない。
落ち着いて脱皮も出来ないだろう。
飼育者の中には「完全な脱皮殻」を欲しがっている者がいるが、「神経を疑いたい」と思う。
脱皮殻は、脱皮直後の@たちにとって「大事なカルシューム源」として、@たちが食べるのである。
多少の破片が残るのは仕方ないとしても、「完全な脱皮殻」が残るという事は、ある意味で「脱皮の失敗」とも言え、@たちにとっては「死活問題」にもなりかねない。
これで「オカヤドカリを可愛がっている」とは「とてもシンジラレナイ」。
余談はさて置き、話を本題に戻そう。
私が「ドライに近いウエット」を採り入れているのは、これらの問題を少しでも減らす為である。
昨年の今頃から今年の7月頃まで、およそ9ヵ月半砂の交換をしなかったのだが、臭いの発生も無く、20回近く脱皮が行われたにも拘らず、残っていた脱皮殻は、「鋏脚の先」などの硬い部分が少し。
隔離などの特別な事は何もしなかったが、「体の一部」が欠けた@は一度も見た事が無い。
「空中脱皮」と言う離れ業をした@も、「五体満足」であった。
「脱皮事故」は、砂の交換、レイアウトの変更、強制海水浴?、等によるストレスが原因で起こるのでは無いだろうか?。
@は臆病な生き物である。
人影に驚いて、流木から落ちたり、慌てて逃げたり、貝殻に引っ込んだりするのである。
出来る限り「余計な事」はしないほうが良いと思います。
また、「新しい個体」を入れるときは、「お互いを仲間と認める」まではトラブルが発生しやすいので、注意が必要です。
「貝殻を強奪する」と言う事件も発生します。
我が家でも昨年の夏に2回起きました。
その時の様子は、改めて書くことにします。

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