へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ある日突然テレビがやってきた     その3(今では信じられないようなことが)

2016年05月09日 04時09分49秒 | 昔話?
今なら500万円くらいに相当するような景品がもらえるクジ。


さぞかし厳正な抽選によって決められると思うだろうが・・・・。



それが、とんでもない話しなのである。

今でもその場てアタリハズレがわかるクジもあるが、これはそれよりもっと原始的な方法でアタリハズレがわかるのです。



????と思う人も多いだろうが・・・・。


実は・・・・。

抽選も何も無いのです。


更に????と思うだろうが・・・・。



実は・・・・。

今ではとても信じがたいことではあるが、1本1本のお酒の瓶に、テレビジョンが当たる「三角クジ」が輪ゴムで止められているだけなのです。





そう、三角くじを開くだけでアタリハズレがわかるのです。


今なら、警察官立会いの下で厳正に抽選が行なわれるだろうが、そのころは至ってのんびりとしていたのです。




と言う事で、売れ残った大量のお酒の瓶には、当然のこと、それぞれに1枚ずつ三角クジが付いているのです。


早速売れ残った分の三角クジを回収し、半ばやけくそで開いたのです。




私も何枚か開いたのだが・・・・。


半分くらい開いた時だったと思うが、突然「当たった!」と父が叫んだのです。





そう、売れ残った分に当たりクジがあったのです。



父は儲かると思って大量に仕入れたが・・・・。


獲らぬ狸の皮算用で、大量の売れ残りが発生する。



が・・・・。

その中に当たりクジがあった。



「人間万事塞翁が馬」「災い転じて福と成す」と言ったところか。





売れ残ったお酒の行方はいかに。


今では殆んどないと思うが、当時は店頭での「立ち飲み」と言うシステムがあり、多くはそこで使われたが、一部は策好きな父のお腹に。



なので、実質的には何ら損はしていないのです。





それにしても・・・・。


今なら高級乗用車が買えるほどの金額に相当する景品が当たるというクジが、子供だましのような「三角クジ」だったとは。





何とものどかな時代であったのです。


つづく。
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