へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

民意を反映すると言うこと

2008年05月13日 03時26分53秒 | Weblog
民主党が、「自民党の政治は民意を反映していない」と批判しているのだが、現実の問題として、「民意を反映する」と言うことがどの様な結果をもたらすのか真剣に考えた事があるのだろうか?。
毎度のように民主党を批判する内容になってしまうのだが、だからと言って自民党を支持しているわけではない。
私自身の本音を言うならば、「民主党が主張するような事が出来るのなら大歓迎」と言いたいのだが・・・・。
民主党の言うところの、「ガソリンの暫定税率引き下げ」「後期高齢者医療制度の廃止」など、国民の負担を軽くすると言う主張に多くの国民が賛同し、自民党の支持率が大幅に低下している。
以前にも書いているのだが、何故に自民党は「支持率が低下する事が明白な事」を強行するのであろうか?。
「木を見て森を見ず」と言う言葉があるが、民主党が言うところの「民意」とは、ここで言う「木」の事で、一方の自民党は「森」を見ているのである。
一国の将来を担う最高責任機関である「政府」が、「木を見て森を見ず」などと言うことをしていたら、とんでもない事になるであろう。
民主党の政策に期待をかけている人が多いようだが、現在の状態で民主党が政権を取るようなことにでもなったら、泣くのは若い世代の人たちではないだろうか?。
民主党の主張する政策には、「財源の裏付けがない」と言う事に気が付いて欲しいのだが、そのことには民主党も触れないため、関心を持つ人が少ない。
ガソリン税を引き下げたとして、その為に不足する財源は、「あちらを削り、こちらを削り」と言う方法をとれば、結局は「別な所で負担を強いる」と言う事になるし、それをしなければ「国債と言う借金」に頼る事になるのではないだろうか?。
今、国と地方が抱えた「債務(借金)」の総額は、国民一人当たり「およそ800万円」と言う巨額になっていることに気が付いている人がどれだけいるのだろうか?。
「一人で800万円」と言う事は、夫婦に子供二人では、ナント「3200万円」にもなるのである。
何故に、このような巨額の借金を背負うようになったのであろうか?。
結論から先に言うなら、「政治に民意を反映させたから」と言う事になるだろう。
何時の時代でも、国民は「減税を望み、補助金を欲しがる」と言う「民意」を持っているのだが、財源の裏付けがないままに民意に答えれば、「借金の山を作る」と言う事は仕方ない事であろう。
国債の発行と言う「禁断の木の実」に手を付けた結果、「国家予算12年分」と言う巨額の借金を抱えてしまった現在では、最早「禁断の木の実」に手を付けることは難しいであろう。
自民党が「支持率の低下」と言う危険を冒してまで「負担を強いる政策」を強行しようとするのは、「最早禁断の木の実に手を付けるわけには行かない」からで、安易に民主党の政策に賛同すれば「日本と言う国の破綻」と言うことも念頭に置く必要があるだろう。
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