へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

呆れた話

2008年04月26日 19時19分42秒 | Weblog
雨降りの午後、近所のおばあさんから「チョット来て!」と言う電話がかかってきた。
何か急いでいるようだったので、やりかけのことを切り上げて行ってみると、70代・80代の、所謂「後期高齢者医療制度」に該当するお年寄り4人がが待っていた。
話の内容は言わずと知れた「後期高齢者医療制度」の関するもので、「福田内閣は何故年寄りをいじめるのか?」と言うのであるが、その事を説明してゆく中で、「赤字国債」の話をしたのであるが、一人のお年寄りが「国債は財産じゃないの?」と言うのである。
よくよく聞いて見ると、3年前に無くなったご主人が一千万の国債を持っていたというのである。
何故その様な事を言うのかと思ったところ、遺産相続に際して「国債は遺産(財産)として計算され、相続税を払った」と言うのである。
確かに、国債を持っている人にとっては財産でも、国債を発行した国にとっては借金だと言う事に気が付かないのである。
これで終わればまだよいのだが、「国の借金を、何故国民が返済しなければいけないのか?」と言う意見まで出てきたのである。
私も「あいた口がふさがらない」と言う感じであったが、乗りかかった船である、怒鳴りつけたいのを「じっと我慢」して説明したのだが、ナンとも「お気楽な人」と言わざるを得ない。
「ガソリンの暫定税率を元に戻す」と言う事に関しても、「国民が喜んでいるのに、何故戻さなければいけないのか?」と言った調子で、「現状を認識する」と言う意識が全く欠けていて、自民党(与党)が「ガソリンの暫定税率を元に戻す」「後期高齢者医療制度を導入する」と言う、「選挙対策上好ましくない事」を敢えてすることの意味が理解できないのである。
今ほど財政状態が悪くなかった頃は、「選挙対策用に美味しい餌を撒く」と言うのは、「与党」がする事だったのだが、これだけ財政状態が悪化した状態では「選挙対策用」などと言っていられなくなったのである。
一方の野党にしてみれば「好機到来」と言った感じで、財政状態など「何処吹く風」と言った感じで、目先の利益である「政権奪還」しか考えていない。
現在の政治の混乱を招いたのは、「若い世代」と言うより「お気楽な年寄り」のせいではないだろうか?。
「年寄りいじめ」と言うより、「自業自得」ではないだろうか?。
「バブルの恩恵」を受けたのは、私も含めた「高齢者」たちで、その「負の遺産」を背負わされるのは「若い世代」と言う事になる。
「高齢化社会」になる以上は、高齢者も「応分の負担」と言うものが必用であろう。
ある意味、「バブルの恩恵を受けた」と言う事が、マイナスに作用しているのかもしれない。
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