へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

自分勝手な話

2010年07月24日 03時59分40秒 | Weblog
私だって人の事を言えた義理ではないが、余りにも自分勝手な話ばかりする高齢者が多くて困る。
消費税引き上げの問題にしても、「後期高齢者医療保険制度」にしても、高齢者の多くが「そんなことをしたら生活が出来なくなる」などと言うことを言うのだが、大変なのは「若い世代の方」だということを考えようともしないのである。
こんなことを突然書こうと思いたったのは、昼間かかって来た電話での話がきっかけになっている。
電話をかけてきたのは、所謂「電話セールス」で、こちらは適当に相手をしていたのに「私の話に食いついてくる」と言う事で、結局58分も長話をすることになってしまった。
その中で保険の話が出てきたのだが、私が常々思っていることを率直に話したところ、相手は「エッ!?」と言う反応を示したのである。
私も68になるのだから「立派?な高齢者の一人」なのだが、身勝手な事ばかり言う多くの高齢者に同調する事はどうしても出来ないのである。
さて、国民健康保険にしても社会保険にしても、収入によって保険料は変わっても、民間の保険会社のように「年齢で保険料が変わる(高齢になるほど高くなる)」と言うことはなく、ましてや「健康状態によっては加入できない」などと言う事も全くないのである。
小泉元総理が「郵政民営化」を進めようとした時、余りにも「民営化の良い部分」だけが強調され、「民営化されると良い事が起きる」と考える人が多くなっているのだが、その一方で「健康保険制度を民営化する」と言う話は全く出てこないのである。
何故「健康保険制度の民営化」が問題にならないかといえば、「すでに民間の保険会社があり、その内容を熟知している」と言うことが根底にあり、最も「保険制度の恩恵」を受ける人たちの殆んどが「加入できない」と言うことを知っているからである。
私だって、個人的に言えば「負担は少ないほうが良い」とは思うのだが、それがいかに「身勝手な話」だと言うことも自覚しているのです。
更に言うなら、私も含めた現在の高齢者は「後の世代にツケは残すが、自分は過去のツケを負わない」と言うことにも気が付くべきだろう。
「少子高齢化」により、これから益々「高齢化社会」になることを考えれば、「若い世代にツケを押し付ける」と言う事は「若い世代の崩壊」と言うことにつながり、「若い世代が崩壊すると高齢者は生きてゆけない」と言う事も考えなくてはいけないのだが、身勝手な事ばかり考える高齢者には「余計な話」としか写らないだろう。
「今時の若い者は・・・・」と言う言葉があるのだが、最近は「今時の年寄りは・・・・」と言う言葉も必要になってくるのではないだろうか。
コメント
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