へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

久間防衛相、引責辞任

2007年07月04日 20時49分29秒 | Weblog
選挙を目前にしている状況としては、妥当な選択だろう。
選挙を前に、自民党にとっては手痛いダメージになるだろうね。
しかし、テレビ、新聞などの報道を見ても、全て「原爆が投下され、多数の悲惨な犠牲者が出た」と言う結果しか問題にしていない。
広島、長崎に原爆が投下されなければいけない理由はナンなのであろう?。
結果だけで騒ぎ立てるのは簡単な事。
昔のCMに「臭い匂いは元から断たなきゃダメ!」って言うのがあった。
原爆が投下される元とはナンであろう?。
もし原爆が投下されなかったとしたら?。
前回も書いたのだが、今回は視点を少し変えてみたい。
もしも原爆が投下されなかったら、広島、長崎は無事であったのだろうか?。
私は、東京大空襲のとき2歳と9ヶ月。
我が家は焼夷弾の直撃は受けなかったが、火災で焼失。
命からがら逃げ延びたそうである。
広島、長崎だって、原爆以外の兵器で攻撃されていたであろう。
そればかりでは無い。
終戦は8月15日よりずっと後になっていたはずである。
そうなれば、無事に残った地方都市も、戦禍を受けて、多数の犠牲者が発生していたであろう?。
更に、米軍の本土上陸と言う事にでもなれば、沖縄の二の舞三の舞と言う事にもなりかねない。
これに、ソ連軍の北海道攻撃が加わったらどの様な悲惨な結果になったであろう?。
これらの事を踏まえて「原爆の投下は・・・しかたない」と言う発言になったのではないだろうか?。
原爆の投下は、紛れも無く悪い事である。
しかし、「最後の一兵まで」「一億玉砕」と叫ばれていた当時の状況の下で、他に選択肢が有ったのであろうか?。
広島、長崎の原爆被害者の皆さんには、本当に申し訳ないことではあるが、今日本が平和国家(これには異論もあるでしょうが)でいられるのは、皆さんのおかげです。
しかし、今回の問題で、従軍慰安婦、沖縄の集団自決に対する、「軍が関与していたか?」と言う問題は何処かに消えてしまった。
次から次へと新しい問題が発生するため、問題が解決しないまま次の問題え移る。
これでは永久に問題の解決は望めないであろう。
コメント
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