陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

仕付け糸の装着

2008-06-04 22:25:04 | 渓流タモ
塗装の終わった30センチ枠のタモに、仕付け糸を巻きました。
今回、仕付けに使った糸は、仕付け用として売っている物ではなく、
以前、フライラインのバッキングとして使った物の余りを使いました。
ダクロン糸の20ポンドラインですが、真っ白のままでなく、
お茶っ葉を入れた鍋で数分煮て、ほんの少し茶渋で染めました。

さて、網の装着方法にも二通りあります(ピン付けは除いて)。
一つは、網に針金を通して、網の目を等間隔に分け、
針金の部分だけを仕付け糸で直接、枠に止めていく方法。
もう一つは、今回僕が取った方法で、先に仕付け糸だけを枠に取り付け、
また別の糸で網の目を一目づつ捲くって、仕付け糸に取り付けていく方法です。
もし網を痛めて、交換しなければならない時、
針金を仕付け糸で取り付けていく方法だと、仕付け糸までバラさないとなりません。
今回取った方法ならば、仕付け糸は残したままでも、網の交換は出来る訳です。
ただ、この場合、網の取り付けは少々面倒になりますね。
30センチ枠に合う網ならば、網の目数が大体500ほどありますので、
一目ずつ500回、糸を捲くっていかねばなりませんから、結構な時間が掛かります。
片や、針金部分を仕付け糸で取り付けるのであれば、まあ20分もあれば出来ます。
と、ここまで書いてきて気付いてしまいました。
別に、仕付け糸をバラシたとしても、そのほうが簡単ですよね。
でもやはり、針金が付いているかいないかでも、見た目には大きな差が出ます。
針金が無いほうが綺麗でしょう。

今回は、仕付け糸の目が、およそ3センチ間隔で縛っていきました。
目の総数が29になりましたので、これを網の目数で割れば、
仕付け糸の一感覚に、網を何目ずつ捲くっていけばいいのかが分かります。
細かい人は、枠の直径に3.14を掛けて、
枠の全長を出して、きっちりと仕付け糸を等間隔に取り付けますが、
僕の場合は、あくまでもおよそ3センチと、アバウトです。
極端なズレがなければ、見た目では等間隔に見えますから、それでOKです。
そもそも、枠が真円ではありませんから、そこまでは関係ありませんし。
仮に網の目数を500としたならば、仕付け糸の一間隔に、
17目か18目ずつ、捲くっていくことになりますが、
端数は網の一番下の部分で絞ったほうがいいかも知れません。

今回、僕は、仕付け糸で網を装着する方法を選びました。
ですが、零釣法などで細糸を使う人ならば、ピン付けで網を付けたほうがいいでしょう。
僕は、道糸は落としても0.3号までですし、
仕付け糸で取り付けたほうが見た目にも好みです。

仕付け糸を巻いたことで、いよいよ本格的に渓流タモらしくなってきました。
早くこのタモに魚を納めたいところですが、
ちょっと今月は色々な予定が入っていますので、予算的に網の購入は来月になりそうです。
完成までもう少し・・・。







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