リメイク完了。
漆黒のタモに仕上がりました。
塗装工程だけで、1か月余。
その間ほぼ毎日、乾燥も早かったので、休日には1日2回の塗装を行ってきた。
冬場だったら(そちらの方が綺麗に仕上がるが)、軽く2カ月は掛っていたかな?
刷毛塗りや拭き漆法での塗装は、難しいし、手間も掛るが、
完成した時の喜びは、手間を惜しんでスプレーガンなどで塗装したものなどとは比べ物にならない。
同じ塗料、同じ色を使っても、その仕上がりの色は全くの別物だ。
塗料は、生きている。
手間と愛情を惜しんではいけない。
蒔絵の上にも、クリアーを何度も塗った。
綺麗に輝いています。
籐は端止めを行わず、瞬間接着剤で仮止めを行ってから、籐の隙間が埋まるまで塗装、ペーパー掛けを繰り返す。
端止めをしない方が仕上がりが綺麗だし、解れたりすることも絶対に無い。
枠上部の籐はビジュアル的に要らないが、川虫採りなどをすると、この部分の痛みが酷くなるので少し長めに巻いた。
仕付け糸は、網の色に合せて紫、網の取り付けはPEラインの0.8号で。
木目を消して、こういった仕様にするのは、ちょっとばかり邪道な気もするが、美しく蘇った。
幸運を呼ぶ、漆黒のタモになって欲しい。
いやいや、これは、完全なる自己満足の世界ですな・・・。
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