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陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

子泣きジジイ

2006-08-21 00:21:48 | Weblog
今日は肩の力を抜いて、クダラナイ話しでもしましょうか(え、いつもクダラナイ?)
肩肘張って考えてばかりいても、気持ちが休まる暇もないですし。

昨日、妖怪コンテストなるものを鳥取県境港市で開催していたと、ニュースで流れていました。
その中で、「子泣きジジイ」が出ていたので、これはもしかしたら、
その昔から脳脊髄液減少症のような病気があったのではないかと疑問を感じまして。

子泣きジジイとは・・・

 爺の姿をした赤ん坊?が赤ん坊の泣き声で泣くので、
 それを哀れに思って抱き上げたり、おんぶしたりすると、
 石のように重くなって、抱き上げた人間を殺してしまうという妖怪ですね。

「ゲゲゲの鬼太郎」の中の子泣きジジイの姿は、水木しげる先生の発想ですが、
実は、徳島県の大歩危に、子泣きジジイの伝説、ルーツがあるそうです。
今の僕の脳脊髄液減少症の症状。
まさに、子泣きジジイに取り憑かれているようです。
背中がオ・モ・イ!!
それも、時間の経過と共に・・・。

でも、他人から見たら、そんなことで苦しんでいる僕の姿が、
子泣きジジイのように写っているかもしれませんね。
うん、いっそその方がいいかも!
だって、妖怪になれば、仕事も何にも無い、痛みも何にも無い。

ハイ、ここらで観光ガイドです。
水木しげる先生は、鳥取県の境港市出身です。
ここは漁業で栄えた町ですが、現在は見る影もありません。
そこで、町を上げて、「水木しげるロード」なる商店街を作り、
町興しに力を入れています。
もう、町全体が妖怪一色に染められています。
「水木しげる記念館」なる物もありますし、歩道には妖怪のオブジェも沢山並んでいます。
(鬼太郎もネズミ男も猫娘も歩いてるよ)
僕には不思議?なのですが、これが結構な賑わいを見せています。
機会があったら、訪れてみるのも宜しいかと思います。
うん、宣伝しちゃった。
境港市から何かプレゼントでもこないでしょうか?

ただ、境港と米子を結ぶ電車。
死(4)番線と称して運行しているのですが、
あまりいい洒落にはなっていないと思うのですが・・・。
因みに、電車も妖怪の絵で一杯なんです

今日の話しは如何でした?
たまにはクダラナイ話しで、皆さんの気持ちを癒してあげる事が出来ればと、
思ったんですが・・・。
子泣きジジイが話す、子泣きジジイの話しでした。ジャンジャン!!







ローカル ボーイズ

2006-08-06 03:10:21 | Weblog
映画を観ました。
とは言っても、映画館に出かけた訳でもないし、
DVDなどを借りてきた訳でもありません。

無料で観られると言えば「ギャオ」で放送している映画ですね。
なんか、宣伝しているようで、申し訳ありませんが。

正直言って、「ギャオ」では、たまにしかいい映画を放送していないんですが、
「ローカル ボーイズ」これは良かったです
カリフォルニアを舞台に、サーフィンを通して成長していく兄弟の物語ですが、
この映画は、サーフィンをやらない人にも楽しめます。

海の映像も良かったし、心的な障害を持った12歳の少年と、
中年(初老?)の伝説的サーファーとの触れ合いが、しみじみとしていました。

僕としては、終わり方に少々の不満がありましたが、
今の時期にもピッタリの映画だし、ホント良かったですよ。
この映画は1週間限定で8月11日で放送終了です。
興味のある人は、お見逃しなく。
「ギャオ」と言えば、CMが、うざったいのですが、それも少なめでした。

たま~に、知られていない映画で、隠れた良い映画をやっているので、
時々チェックしてみるのもいいかもしれませんね。





一等当選

2006-08-04 01:38:17 | Weblog
やりましたぁ~

ついに、宝くじが当たった
一等ですよ、一等

いくらだと思います?
一等賞金、3万円。
ハイ、驚かせてすいませんでした。
スクラッチですから。
もっとも、それ以上の金額なら、ここに書くわけもありませんが。

それでも、400万分の4800の確率ですから、
凄いですよね。
それとも、結構当たる確率かな?これは。

今日は、失業保険の最後の認定日でハローワークに行ったのですが、
仕事も見つからず、むしゃくしゃしていたのです。
その帰り道、車の中に500円の当たりクジが置きっ放しになっていた事に気付き、
お金が無いのに思わず買ってしまいました。
10枚ですけど。
まずは500円を貰ったので、1500円の投資でした。

3万円の当たりと、500円も一枚当たりました。
貧乏人の僕への、神様の思し召しでしょうかね。

メデタシ、メデタシ



亀田 興毅

2006-08-03 00:22:34 | Weblog
亀田選手が世界チャンピオンになりました。
非常に微妙な判定で、疑問も残りますが、
まあ良くやったという事にしておきましょう。
運も、亀田選手に味方をしたということでしょう。

1R終了間際にダウンを取られ、その後もかなり苦しそうでした。
珍しく、表情にも表れていましたね。
でも最終ラウンドまで良く闘いました。

勝利者発表があったときの涙にも、相手選手の気持ちを考えると、
賛否両論あると思いますが、今回は、まあ良かったのではないでしょうか。
それだけ苦しい練習を乗り越えた結果の勝利だし、
家族と共に闘ってきたのですから。
それに、今頃のアンチャンには珍しく、父親を尊敬し、母親にも感謝の言葉を言ってました。
父親と抱き合って涙を流す姿には、僕も思わずウルウルしました。
日頃の態度には大いに問題はありますが(それでも大分変わりましたね)
それも彼一流の強がり、照れ隠しであると感じますから、まあ良しとしますか。
また、それぐらい強い気持ちを持たなければ、世界チャンピオンになる事も無理でしょうし。

でも、今日の試合内容では、次からが心配です。
多くの課題が残ったことでしょう。
いい経験を積んだと思ってこれをバネにして、
さらなる努力を積み重ねて欲しい物です。









やっと梅雨明け

2006-08-01 01:24:40 | Weblog
8月を目前にして関東地方も、ようやく梅雨明けしてくれました。
脳脊髄液減少症の患者さんは、この梅雨には本当に泣かされたと思います。
これからの暑さも、堪えると思いますが、今までに比べれば少しは落ち着きますかね。

梅雨明けしたのはいいのですが、それに伴い、水の事故が多発しています。
昨日は埼玉県のプールで排水溝に吸い込まれて幼い命を落とした子もいました。
あれは完全に人的事故。殺人にも等しい事故です。
蓋が半分はずれているのを知りながら営業をするなんて。
親は悔やんでも悔やみきれないですよね。
徹底的に責任追及をしてほしいと思います。

その前の日は、全国で15件もの水の事故があったそうです。
こちらの場合は、日頃、海や川に馴染んでいない人たちの事故が多いように思います。
自然を舐めないで、充分な注意をしてほしいものです。

でも、今は親が子供を海や川に近寄らせないですからね。
自然から学んで危険を覚えていくなんて事がないのですから、
余計に事故も増えるんだと思います。
田舎の子供なんかだったら、橋の上や高い岩場から、
海や川に飛び込むなんて、当たり前のことだし、
大人もそれを見守っているだけですからね。
そうやって子供も危険を覚えたり、
時には人の痛みなんかも勉強して、時には人間関係も勉強して、
成長していくのではないでしょうかね。

子供のいない自分が、こんなこと言うのも、なんなんですが・・・。

例えば、今の若い母親達は、自然の池や川、海辺など、
コンクリートで護岸されると、「まぁ、綺麗になって良かったわね。これで安心ね」
そう言う親が多いと思います。
自然が壊されるだけでも、悲しい事実ですが、
その怖さを知っている若いお母さんが、どれだけいるでしょう?
自然のままの岸が残っていれば、万が一転落したとしても、
這い上がる事は出来ると思います。
でもコンクリート護岸は掴まる事も出来ないし、這い上がる事も出来ません。
時には、逃げ場さえ失います。

或いは、磯遊びをしている人たちの中で、
潮の干満を意識して遊んでいる人たちが、一体どれくらい、いるでしょうか。
日本海では潮の干満差は、小さいですが、太平洋側では非常に大きいです。
それを知っている人は、どれくらい、いるでしょうか。
静かな海での磯遊びだからと安心しきっていると、
いつのまにか陸に帰れなくなっていたなんてことも聞きます。

この短い夏の間に、悲しい思いをしないよう、
万全の注意をして遊んでほしいと思います。

そうすれば、楽しい夏の想い出が、いつまでも心に残っていきます。
悲しい思い出だけは、作らないように・・・。







ワーキング プア

2006-07-25 02:42:33 | Weblog
日曜日の夜、NHKで「ワーキング・プア」というタイトルで、
特番を組んでいた。

働きたい気持ちがあっても職に就けない。
働いても働いても収入が得られない。

現在、生活保護給付水準以下の収入しか得ていない世帯が400万世帯もあるという。

ある人は、派遣業の短期工場勤務しかなく、派遣業者の言われるままに、
あちこちの工場を転々とする。
単純労働の繰り返しの結果、30才を過ぎ職を失った時、
技能が身に付いているわけでもなく、新たな職に就けない。
面接さえもしてもらえない。

ある人は40台半ばでリストラ。
二人の子供を抱え、その子供を大学まで行かせてやりたいと、
少しでも時給のいい夜間のアルバイトを3つも掛け持ち。
それでも足りず、600万あった貯金も無くなる。
子供が塾に行きたいと言っても、行かせてあげることは出来ない。

ある人は農家。
米の自由化。農作物のブランド化などにより、
朝から晩まで働いても、殆ど収入が得られなくなる。
数十世帯あった集落も、みんな故郷を捨てていく。

ある人は、故郷で洋服の仕立てを自営するが、商店街などが寂れ、
客が来ない。収入は年に20数万円。
今年は4月までに1万円の収入も無いそうだ。
だが、故郷に残りたい。そこで生きていくしか術が無い。
奥さんは認知症の為、施設に入院。
入院費が月に6万。年金は全て入院費に消えてしまう。
そこへ、介護保険料の値上げ通知。
収入が無いから払えないと、減額を申請するが、返事は得られない。
減額されなければ、払えない。最後の望みは生活保護。
しかし、100万円の貯金がある。
その貯金は、認知症の奥さんの為の葬式費用として貯めていたもの。
それさえ取り崩して無くしてしまわなければ生活保護は受けられない。
介護保険の減額も認められない。
自分は100円の缶詰をオカズに、3パック99円の納豆をオカズに、
食事を摂っている。

これらが全て、個人の責任なんだろうか?
生まれ育った土地、或いは、親が貧乏だった為に学校にも行けなかった、
そんな環境のせいでもある。
今、子供の給食費も払えない家庭が増えているとも聞く。

高齢者の住民税増税、健康保険の自費負担率のアップ。
(これは、高齢者だけの問題でもないが)
健康保険料のアップ。
リハビリ治療の制限。
工場勤めなどの単純労働しかない地域の問題。
地方の農家の問題・・・etc,etc


高齢者は早く死ね。
病人は早く死ね。
弱者は早く死ね。
地方の人間は生き残るな。

国は、そう言うのであろうか?
これが、改革の結果だったのであろうか?

下流層、格差社会、ワーキング・プア・・・。
嫌な言葉ばかりが増えていく。

早急に対策を考えて欲しいものだが・・・。




















ふるさと

2006-07-24 17:25:30 | Weblog
さて、久し振りに我が故郷、東京の街中を歩いてきました。
正直、もう僕には、あの人混みの中はゴメンです。
それでも今回は土日ということもあり、繁華街を除いては、
雑踏も少なかったようではありますが。

東京を離れて10年と少しも経つと、懐かしさよりも、
その変貌振りに、ただただ唖然とするばかりです。
地方の時の流れとは圧倒的にスピードが違いますね。
数十倍、或いは数百倍の差があるようにも感じます。

ちょっとした用事が済んだのが、予定を大分オーバーしてしまい、
夜8時を過ぎ、その時点でようやく都心部を離れる事が出来ました。
向かった先は、僕が通った高校の近くにある友人宅です。
電車を降り、ようやく懐かしさが込み上げて、ほっと一息つく事が出来ました。
下町ですから、極端な変化も無く(それでも大きなビルが増えた)、
「これが俺の東京だ」そんな感じさえしました。
それにしても、電車の路線も大きく増え、駅や電車も昔に比べて
小奇麗になり、ここでもまたビックリしましたが、
昔の、ちょっと汚れた東京の方が風情があって良かったような気もします。

そして11年ぶりの再会でした。
お互いに、ちっとも変わっていなかった(成長していない)のが何となく嬉しかったですね。
高校時代からの友人とは言え、住まいが近いというだけで、何の共通点も無く、
何故、友達として付き合うようになったのか、お互いに不思議がっています。

学校が同じだった訳でもなく、その時の遊び仲間を通じて知り合って、
未だに交流を続けているのですから、人間の縁なんてそんな物なのかもしれません。
僕も、荒れた時期から落ち着き始め、その友人も暴走族を卒業して、
真面目に働きだした頃からの付き合いです。
今では只の中年オヤジですが、久し振りに昔話に花が咲き、
具合の悪い中、辛かったですが、楽しい夜を過ごしてまいりました。

今住んでいるところでは、そんな友人もいないし、
当時の友人は行方知れずになっている友人も多いので、
それがちょっと寂しいのではありますが・・・。

そして、僕の通っていた高校や中学も少子化のせいで、
統廃合を繰り返し、無くなっていたようです。
都心部の学校ならいざ知らず、下町の学校にも
そんな事情が押し寄せていたとは全く知りませんでした。

これから東京は、どんな変貌を遂げていくのでしょうか?
この先を、あまり見たくないような気もします。
でも、もう帰るところもありませんし、二度と暮らしたいとも思いませんが、
我が故郷であることには変わりはありません。

それと、どうでもいい話しではありますが、東京ではもう
ミンミン蝉が鳴いていました。
車の排気、ビルの空調などからの排気、そしてアスファルト。
田舎とは暑さが違うのでしょうね。






バーチャルFX

2006-07-21 22:57:21 | Weblog
一日で約100万の儲けが出た。
数週間、数ヶ月、張っていた物ではないので成果は上々だろう。

夢では無い。夢では無いが・・・。
FX(外国為替証拠金取引)をやっている。
更にその上に、バーチャルが付く。
虚しいのだが、仮想FXだ・・・。

しかし、上手くいけば、仮想取引とは言え、豪華商品が出るのだ。
僕のやっている為替会社では、与えられた期間が3ヶ月、仮想資金が500万。
優勝すれば、アウディ(サーヴだったかな)の高級車がプレゼントされる。
いいでしょ?
これなら、負け続けても一銭も損は無いしね。
でも、数千人の中の1位だから、まあ現実は厳しいのだが。

それに本来なら、勉強の為に自分の取引方法を身に付ける為のものだから、
懸賞狙いは邪道かもしれない。
でも、此処数ヶ月の優勝者を見ていると3ヶ月終了時点で
1500~2000万くらいだから、飛び抜けてレベルが高いとも言えないかも知れない。
すごく難しいですけどね。
そんな事の為にパソコンの前に張り付いている事も馬鹿らしいし、
ずっとそんなことも、やってられないのだが。

とは言え、バーチャルでも成果を上げる為には、
勉強は不可欠。
決して無駄にはならない。
世界情勢、各国要人の発言、テロ、事件や事故、気象条件など、
ほんのちょっとしたことで、通貨は大きく変動する。

でもやはりバーチャルでは、500万の資金をフルに張って
更にその上に10倍のレバレッジを掛けて、なんて滅茶苦茶なリスクを
背負った相場の張り方をしたり、実際のお金を運用しているのと違って、
心理的要素が働かないから、やはり現実的ではないですね。

現実だったら500万の資金があったとして、せいぜい、その内の
100万を運用してレバレッジ4~5倍、4万ドル~5万ドルを
動かすのが、精一杯のリスクでしょうか。
或いは資金を細かく分散して各国通貨を分けて、
更に、長期戦略、短期戦略と分けることがリスクを減らす方法かもしれません。
素人の意見ですが・・・。

殆どのFX会社が最低資金10万からと謳っていますが、
それではちょっとした負けで最低保証金を割ってしまうので、
追加保証金を入れなければ、そこで取引停止となってしまいます。

出来れば、50万あったら僕もやるんですがねぇ。
ホント、情け無い事に・・・。
お金は全て医療費、療養費で消えてしまいましたから。
でも、中には1000ドル単位、1万円(レバレッジ10倍)
からでも取引できる会社もあるので(手数料無料)
ゲームセンターなどでお金を使うより面白いかもしれませんね。
これは、デイ・トレードに限られてしまうみたいですが。
当然、儲けたとしても、数百円から、せいぜい1000円程度でしょうし。
一日に1円の動きを掴まえる事は難しいでしょうし。
う~ん、取引回数を増やせば可能か?

まぁ、健康な時だったら、そんなことで、お金を儲けようとも思いませんが。
男は額に汗して働く物です。
でも体が悪いとね、家で座っていてボタン一つでお金が入って来る訳ですから。
とは言え、一文無しになる可能性も、無きにしにあらずか。

こんな事を考えるのは止めておきましょうね、やはり。
どうせ軍資金が有る訳ではないのですから。

さて、僕は明日、所用があって、夕方、東京に行ってきます。
その後、久し振りに東京の友人宅に、お泊り。
僕の出た高校の、すぐ近くです。
11年ぶりかな、その友達に会うのは。

日曜日未明から、月曜日の昼頃まで、gooブログはメンテナンスだそうです。
ですから、2~3日、お休みするかもしれません。
皆さん、体に気を付けて、週末をお過ごし下さい。







コンクリートジャングル日本

2006-07-08 00:08:53 | Weblog
しかし、日本民族は、よほどコンクリートというものが好きらしい。
何処へ行っても目に入ってくるのはコンクリートの景色ばかり。

それは都会に限らず、海、川なども・・・。
川は護岸工事(二面コンクリ、三面コンクリ)に、
堰堤、砂防ダム、河床にもブロックを入れ、下流部はテトラポット。
海も護岸工事にテトラポット、埋め立て工事。
工業地帯などは、企業に占有され海岸に出ることさえ不可能。

都会では、文字どうりの水増しコンクリート。
川の砂防ダム、堰堤なども、海岸の砂の浸食などに大きな影響を与える。
砂防ダムには排砂機能も無い為、
数ヶ月、数年で満砂状態になり、その意味さえ無くしていく。
山からの供給が無い海の砂浜は年々無くなっていき、
そこには当然、テトラポットが増えていく。
無用な防波堤などもそうだ。
潮の流れを変えてしまい、砂浜などの侵食を招く

この時期になると必ずおきる河川の氾濫や土砂災害なども
コンクリート護岸などにより浸水機能を無くした結果だったり、
砂防堰堤なども二次災害に繋がる原因になっていたり、
杉の植林などで崩れやすくなった山ばかりになった結果だったり、
不必要な工事などが引き起こしている二次災害、人的災害が多いのではないだろうか?
巨大なダムなどでは、
黒部ダムのように廃砂により死んでしまったダム下流部の黒部川。
その結果河口の富山湾でも魚が獲れなくなったり。
サツキ鱒や鮎の遡上が極端に減ってしまった長良川河口堰などなど・・・。
有明海でもありましたね。
最近では、日本海で大発生しているエチゼンクラゲなども、
中国に出来た巨大ダムが川を堰き止めたことが原因ではないかと疑問視されている。

羽田に増設される新空港、
橋の建設も多摩川河口にある干潟への影響を懸念されている。

千葉にある三番瀬、谷津干潟などの浅瀬も話しが収まったころにはすぐ
埋め立ての話題が持ち上がるし・・・。
干潟は多くの生命の源、海の浄化にも非常に重要な役割を担っているんですよ。

もちろん、景観的にも非常に良くないですね。
日本人が景観に気を使わなくなったのは
戦後の日本経済の発展に大きな原因があるとか・・・。
その理由は良く分かりませんが。
コンクリートが大きなお金を生む利権になっていることは間違いない
事実ではありましょうね。

悪い事ばかりでないのは分かっているが、もういい加減に、
何でもかんでもコンクリートで固める事は止めて欲しいものだが・・・。






七夕

2006-07-07 01:29:55 | Weblog
七夕ですね


そうは言っても、僕にはそんな感傷に浸っている余裕もありませんし、
七夕にまつわるロマンチックな想い出もありませんが・・・。

夜空を見上げてみたところで、余程の山奥にでも行かなければ、
天の川にも、お目にかかれませんし。

でも、天の川で、いつだったかの獅子座流星群を思い出しました。
最近、数多く見られたのは3~4年前でしょうか?
まだそんなには経ってないでしょうか。

僕は船の上で仕事の合間に見ていました。
漁場に着くまでの間、甲板上に寝転がって見ていたんですが、
凄かったですよ。
真っ暗な海の上で、満点の星空の中、それこそ至る所から、
流星が落ちて消えて行く様は、圧巻でした。
まるで、打ち上げ花火の残像を見ているようでした。

仕事が始まれば、そこは戦場になるし、灯りを煌々と焚くので、
見ている暇もありませんし、見えなくなりますが、網を揚げ終わって、
夜が明けるまで、ずっと沢山の星が流れては消え、流れては消え、
それはそれは感動的でした

自然の中での仕事は厳しいものがありますが、
時には普通の人では出来ない経験をする事も多いので、
やはり、いいものです。

僕の、織姫さまは、何処にいるのでしょうか
ケッ!なぁ~んて似合わないセリフだろう、俺には。
自分で笑ってしまいました フッ
でも、一年に一度じゃ、嫌だな、やっぱし・・・
それでも、ずっといないよりはまだ、マ・シ・か







個性

2006-07-05 01:37:52 | Weblog
つい最近ある人から、
ちょっとしたプレゼントを戴き、久し振りに人の親切に触れたような気がします。

その戴き物の中に一冊の詩画集が入っていて、今日は、その本を読んでいたのですが、
その中に、個性の事を書かれていた短い詩がありました。

それを読んで、僕は、ある遠い日のことを思い出しました。
あれは僕がまだ小学生だった頃の国語の授業中のことだったと思います。
その日は、絵を描かされました。
何故、国語の授業で絵なんでしょう?
確か、ある一編の詩を読んで、感じた気持ちを絵で表現してみなさい。
そんな授業だったと思います。
国語の授業で、そんなことをさせる教師の発想も面白いものです。
僕の子供の頃は、そんな型破りの教師が多くいたものです。

そして、その絵の発表の時、ある女子生徒の順番が回ってきて、
一枚の画用紙を見せました。
その瞬間、周りの生徒達からは失笑とも取れる笑い声や、
「ふざけてる」とか、「バカじゃね~の」そんな言葉が飛びました。
その絵は、一枚の画用紙一面を鮮やかな黄色一色で塗り潰しただけでした。
先生は、その事には触れず、あなたが選んだ詩を読んでみなさいと言いました。
僕には、その詩が誰の詩だったかは思い出せません。
確か、菜の花が野原一面に咲く光景を書いた詩だったと思います。
こんな書き出しではなかったでしょうか、「あたり一面に広がる黄色、黄色、黄色・・・」

そして、その詩を読み終わって、先生は静かに口を開きました。
「あなたの感性は素晴らしい。普通の人には、あなたのような発想は出来ない」
こう言ったのです。
その一言で、最初はバカにしていた生徒達も、シーンとしました。
こういうことが、個性を伸ばしてくれるのではないでしょうか?
でも、他の教師だったら、その生徒は叱責されていたかもしれません。
そして、その人の才能を潰していたかも知れません。

小学校の頃の授業風景など、他には何一つ思い出せない僕ですが、
その日のことだけは、今でも鮮明に思い出すことがあります。




















自転車おじさん 川に転落の巻

2006-07-03 06:14:00 | Weblog
もう先月の話になるが、僕が住む県で、酒を飲んで自転車に乗っていた
60何歳かのオジサンが書類送検されたそうだ。

何でも、道路脇の川に自転車ごと転落し、警察に救助されたらしいのだが、
その際、飲酒が発覚し県内初の自転車による飲酒運転として書類送検されたそうだ。
ホロ酔い気分で自転車を漕いでいて気が付いたら川の中、オジサン驚いたでしょうね。
まあでも、こんな事例だったら何となく哀れささえ感じてしまいますよね。
車にでも轢かれなかっただけまだ良かったのではないでしょうか。
いい薬になったことでしょう。

ハイ、ワタシもありますよ。岸壁を歩いていて海に転落、二度ほど・・・。
でも飲酒ではありません。ふらつき、眩暈、意識が飛ぶ、眠気。

それにしても最近は自転車に乗っている人のマナーが悪くなっています。
自転車だからといって、死亡轢き逃げまで発生しているのですから、
軽く見てはいけません。

商店街や歩道などでスピードを出して乗っていたり、
漫画を読みながら、メールを打ちながらの、ながら運転、無灯火、二人乗り・・・。
昔は自転車は歩道は通行してはいけなかったんですよね(道交法上は今でも)
そんな交通事情の変化もありますが、いかにも歩行者が邪魔だと言わんばかりの
傍若無人な態度も見受けられたりします。

重症事故もかなりの件数発生しているようです。
中には、脳脊髄液減少症になった後遺事故の話しなども聞きます。
自転車に傷害保険など掛けている人は殆どいないのですから、
ひとたび重大事故が起こってしまえば、事は車の事故より重大になります。
気をつけて欲しいですね。

でも僕が一番気になるのは・・・
自転車に小さな子供を乗せている若いお母さん達です。
中には前と後ろ両方に乗せている人も多く見ます。
時にはそれでスーパーの買い物袋を両手にぶら下げて運転している人もいます。
子供を乗せたまま携帯で話しをしながらの人もいます。
立っている自転車に子供を乗せたまま、ほったらかしにして買い物をしていたり、
ホント、転んだらどうなると思っているのでしょうか。

見ているだけで冷や汗が出ます・・・
その時、たまたま無事だっただけです。











切ない思い・・・

2006-06-30 01:55:59 | Weblog
自殺未遂・・・

彼女が本当に死ぬ気だったのかどうかは僕には分からない。

だがその後、彼女はガラリと変わった。
変わったといっても、普通の女、普段の彼女に戻れただけ・・・。
でも、それで充分。
メールも電話も来る事は少なくなった。
僕からは連絡はしなかった。
それこそが、「便りの無いのはいい知らせ」
それ以外のなにものでもなかったのだろうか?
彼女のこれからも、そっとしておいてあげることが一番だと思った。

ただ、彼女を追い詰めていた家庭の問題は何も解決していないようだった。
父親と母親・・・。

彼女は働き出し、明るくなっていった。
時々は、メールが来た。
「今、休憩中だよ、、今日は早く帰れそうなんだ」「家に着いたよ」
そんな他愛のないメール。
僕はそれが一番嬉しかった。
そしてそんな彼女の、ごく普通の日常が過ぎていくよう願った。

「結婚するかもしれない」
そんなメールが来たのは、知り合ってから1年くらい過ぎた頃だっただろうか・・・。

彼女自身の意思ではない。
離れて暮らす父親の計算があったようで、
父親が全て勝手に決めたようだった。
彼女の年齢を考えたら、他の親だったら、
親の意思で結婚などさせる年齢ではないかもしれない。

彼女の家庭問題については、これ以上書く気にはなれないが・・・。
彼女も家庭のことを知られる事を極端に嫌った。

「結婚するかもしれない、そう言うより、結婚するしかない・・・。
自分が犠牲になればいい・・・。
それで全てが上手くいく。」
「あなたと一緒にいれば幸せになれると思う。
 でも、自分の事だけじゃないの。逃げる訳にはいかない」

もう、彼女の思いどうりにさせよう。
彼女の心の病は癒えていた訳ではない。
そのせいで体も蝕まれている。
それまでだって
僕が何気なく「頑張れ」と言っていた言葉がどれほど彼女を追い詰めたかもしれない。
僕が彼女を引き止めれば彼女を追い込み、また元に戻ってしまう。
そして、親を捨てさせる訳にはいかない。
もしかしたら、幸せになれるかもしれない。
そう思った・・・。

しばらくして、正式に結婚が決まったと言ってきた。

それから僕はメールを打った。
「幸せになって。俺は、アドレスも電話番号も消すから」

「今まで本当にありがとう」そう返事は返ってきた。

それから1年ちょっと、
今年の初め、彼女の事を風の便りに聞いた。
母親と二人で暮らしているようだった・・・。
それ以外のことは、本人しか知らない事だろう。
そして彼女の胸の内は決して誰にも明かさないだろう。

僕が彼女と過ごした日々を、どうすれば良かったのだろうか?

想い出、そう言うには早すぎるかもしれないが、切なく苦い想い出。
僕には、彼女の幸せを願い続ける事しか術が残されていない・・・。



















切ない思い

2006-06-29 01:05:24 | Weblog
数年前、僕には歳の離れた若い彼女?がいた。
彼女の年齢は、ちょうど僕の歳の半分だった。

ある場所で出会い、なんとなく話をするようになった。
最初は何も分からなかったのだが、
彼女は心を病んでいた。荒んだ気持ちを持っていた。
「男は絶対に誰も信じない。男に惚れさせてから、ふってやるんだ。絶対に心は開かない」
そう言っていた。

拒食、アルコール依存、薬物依存(多量の睡眠薬、抗鬱剤)、自殺願望・・・。

でもなぜか彼女は僕に気を許したようだった。
彼女の生い立ちから家庭環境、自立してからの生活など、全て聞かされた。
その話しを聞けば、彼女が歩んできた道も、荒んだ気持ちも納得せざるを得なかった。
いつも相談を受けるようになってきたが、
正直、僕はどうしていいか分からなくなる時もあり、随分と悩んだ。

出会いから数ヶ月、僕達は離ればなれになり、遠くで暮らしていたが、
毎日のようにメールで切々と気持ちを打ち明けてきた。

励ますしか手段はなかった。
「頑張れ」「頑張ろうよ」・・・
「分かった。頑張ってみるね」
最初は、彼女の気持ちも落ち着いていく。
が、数時間後には「頑張って何になるの?」
とにかく、彼女は自分ばかりを責め続け、
自分がいなくなりさえすれば、全てが良くなるんだと言い続けていた。
気持ちの優しい娘だった。

いつもそんなことの繰り返し・・・

ある日の、そんな会話の繰り返しの晩、またメールが入った。
「サヨナラ」たったひとこと・・・。

僕は、その意味をすぐに悟った。
単なる別れじゃない・・・
電話を鳴らし続けるが、応答は無かった。
しばらくして、またメールが入る。
「もう永遠の別れだよ。薬を飲んだから。もう意識が・・・」途切れている。

その時の僕の気持ちが分かるだろうか?
飛んで行きたくても、僕の住んでいた所からの交通手段がなかった。

もう二度と、あんな思いはしたくない。
自分の無力さ、情けなさ・・・。

とにかく電話をかけ続ける。30分、1時間・・・。
出た。何を言っているのか全く分からない。
呂律が回っておらず、別人と話しているようだった。
母親が換わって電話に出る。
何とか助かった・・・。

僕はその場に座ったまま暫くの間、動く事が出来なかった・・・。










本屋

2006-06-28 00:10:27 | Weblog
前にも書いたのだが、我が家近くには本屋が無い。
車で10分(これって近い?)、15分。
大型の書店が増えてくれるのは嬉しいのだが、
お陰で近所の小さな書店は閉店に追い込まれる店が多くて寂しいですね。

最近は、欲しい本があればネットでも買えるし、
コンビニでも取り寄せてくれるのだが、
やはり、店で自分の目でアレコレと探すのが楽しいのです。

遠くて、億劫になる事が多くて、ここのところ本屋にも行ってなかったので、
久し振りに行ってみるかと、行ってまいりました。

外に出ると、靄がかかっていて、目が・・・。
それがさらにぼやけてしまいます。
最近、トンネルなどに入ると調節機能が衰えているのでしょうか、
全く何も見えず、非常に怖い思いをします。
トンネルを抜けるときは反対に、まぶしさが異常です。
瞼の上から眼球を触ると、眼球ってこんなに硬かったっけと思うほど、
ガチガチになっています。まっ、そんなことはどうでもいいですが。

久し振りに、のんびりと本を見てこようと思ったのですが・・・。
例の発作が・・・
入って、わずか5分ほどで襲ってきてしまいました。
もう、お分かりですね。
「ウ・ン・コ」です。「雲古」としておいたほうがマシですか?
せっかく来たのに、「あ~、クソ~」と思いながら
トイレを探してもありませんでした。

パッと見たときに、夏らしく、楽しそうな昆虫図鑑や植物図鑑が並んでいたので
見たかったのですが、
それも見ることが出来ず(高いから買わないが図鑑を見るのはすごく楽しいのです)
真っ先に目に飛び込んできた、前から気になっていた人物の本だけ手に取り、
会計を済ませ、車に乗ると、アララ不思議、便意は嘘のように消え去りました。
でも中に戻れば同じ事の繰り返しが起きそうなので、そのまま帰ってきました。
やはり、インクの匂いが誘うのでしょうか
そんな訳ありませんよね。

一冊だけ買ってきた本は、

「プリンシプルのない日本」 白洲 次郎

という本です。

名前だけは知っていたのです。
過去、米軍統治下の日本でイエスマンしかいない中、
ただ一人、マッカーサーに意見をした気骨のある日本人だったということで。
それと、日本で初めてジーンズを穿いた日本人であったと。
その人の直言集です。

今、本を読むのは1ページでも辛いのですが、
少しずつ読んでみようと思います。
読んだ先から、かたっぱしに忘れるとは思いますが・・・。

忘れ去られた日本人の気骨を学ぶ為にもね