多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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東京五輪閉会式のワカメ踊りはなぜ不評だったのか?

2021-12-22 | その他
五輪閉会式のワカメ踊りは不評でしたが、ほとぼりの冷めた今、まじめに振り返ってみます。
当時ボロクソに非難され、安っぽいワカメ衣装がダメという意見もありましたが、衣装の良しあし以前に踊りを衣装でごまかすのが問題。

しかし日本の踊りでは衣装で見せるのは一般化しています。
古くは能装束・日本舞踊から紅白歌合戦のド派手衣装までがそれで、衣装で見せると言えば聞こえはいいが失敗すれば衣装でごまかすとなる。

世界で通用するのは体のラインと動きを見せる振付で、閉会式の企画者はそれを知らず日本のテレビ番組の感覚でやったのでしょう。
日本舞踊や歌舞伎舞踊で玉三郎が評価されるのも、メタボなオッサン女形とは違って体のラインと動きがしっかりしているからでは。

舞踏における身体のラインと衣装のような小難しい話になりましたが、踊りのことはよく分からない人向けにここで例え:
掌や指を動かして気持ちをあらわすとき、素手のときと、手袋をつけたり布をかぶせているときとではどちらが手の表情が豊かになるでしょうか?

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