他の新書の例にたがわず刺激的なタイトルなのですが、中身は至って真っ当な本です。
著者の園田茂人氏は中国社会論、比較社会学が専門の早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。
1990年代以降にようやく本格的に行われる(公表される)ようになった統計や社会調査をもとに、学歴、都市住民と農村住民(そして都市部の外来人口)、女性の中の学歴・世帯所得による階層分化などを切り口に、改革・開放路線がどのような社会階層をもたらしたのかを分析します。
面白いと思ったポイントはいろいろあるのですが、本書の構成が最後のまとめにむけて非常によく構成されていて、ボリュームも多くないので、ぜひ一読をおすすめします。
また、できればあとがきは最後に読んでください。
ここで本書の執筆の経緯と動機についての小さい種明かしがあります。
研究者が思いをこめて、そして少し肩の力を抜いて書いたいい味の本です。
著者の園田茂人氏は中国社会論、比較社会学が専門の早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。
1990年代以降にようやく本格的に行われる(公表される)ようになった統計や社会調査をもとに、学歴、都市住民と農村住民(そして都市部の外来人口)、女性の中の学歴・世帯所得による階層分化などを切り口に、改革・開放路線がどのような社会階層をもたらしたのかを分析します。
面白いと思ったポイントはいろいろあるのですが、本書の構成が最後のまとめにむけて非常によく構成されていて、ボリュームも多くないので、ぜひ一読をおすすめします。
また、できればあとがきは最後に読んでください。
ここで本書の執筆の経緯と動機についての小さい種明かしがあります。
研究者が思いをこめて、そして少し肩の力を抜いて書いたいい味の本です。