China net use may soon surpass US
(BBC NEWS Wednesday, 24 January 2007, 05:50 GMT )
the China Internet Network Information Center の談話だそうです。
The China Daily admitted that the two-year estimate for overtaking the US was "bullish", citing a recent research report by JP Morgan which forecast that China's internet population would reach 190 million by 2010.
With 10% of the population - and more than 30% of people in Beijing - now online
てなことだそうですが、人数の増加の意味が問題ですね。
中国などのように国土が広いところでは、有線電話網の整備にコストがかかるため、かえって携帯電話(=無線)の設備投資のほうが少なくて済むので普及が早いという話を聞いたことがあります。
なので"net users"が中国全域にあまねく広がっているというのはあまりイメージしにくいです。
または、アクセスできるとしても都市部以外は高速回線でなくダイヤルアップのところが多いのではないでしょうか。
the internet will create a "vast array of opportunities" for business, according to the China Daily
とはいうものの"vast array"にアクセスできる人は限定されているのではないか、都市部に人口が集中して、インターネット接続のようなインフラも整備されることによって、ますます都市部と農村部の格差が広がる、という問題が出てくるのではないでしょうか。
一方、ダイアルアップだろうと今までアクセスできなかった多数の人々がアクセスできるようになるということは非常にインパクトは大きいともいえますね。
日本の10年前を考えてみれば、ADSLとか光回線なんてなかったですし、ネットでの情報量は10年前とは比べ物にならないですから。
そうなると、今度は政府の側に情報統制や検閲の困難さという面で問題が出てくる(それを問題にすることの是非はさておき)のではないかと。
中国政府は株式市場にしろ外資の投資制限にしろ為替や外貨準備にしろ天然資源確保にしろ(これも事や手法の是非はさておき)慎重にコントロールしながら成長路線を維持してきていますので、このへんもどうコントロールしていくのかは興味があります。