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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『トウキョウソナタ』

2009-05-10 | キネマ

映画づいた勢いで借りてきたDVDは『トウキョウソナタ』

家族の再生の物語。

 


カンヌなどで賞をとったようですが、ちょっと構えが小さいのが気になります。
海外では日本映画の一つのパターンとして「小津安二郎的な日常風景+現代風な切り口」というのが期待されているのでしょうか。

まあ、それはそれでいいんですけど、僕はなんか見ていてイライラしてきちゃうんですよね。

会社をリストラされたら見栄張ってないで必死に職を探したり、妻もパートに出てもらうとかしたりすればいいし、一戸建てに住んでるんだったらまず最初にそれを売ることを考えるべきなんじゃないかと。

小泉今日子演じる母親役の

自分は一人しかいません。
信じられるのはそれだけじゃないですか。

というセリフ(うろおぼえ)とか、いろいろあってばらばらになった家族が帰ってくる象徴としての家とかがあったりしますが、結局形而上のことで悩んでいられるうちはまだまだ余裕があるよな、と思ってしまいます。

裏返して言えば、戻って落ち着ける家があるのがいいよね、という話のバリエーションの一つなわけです。


もう20年位前ですが、自動車雑誌Car Graphicに、フィンランド人のラリードライバーでパリ・ダカール・ラリーを3連覇(多分)するなど「砂漠の帝王」と呼ばれたアリ・バタネンのインタビューがのっていて、そこで砂漠で道に迷ったときの対処法を聞かれたバタネンが

決してもと来た道を戻らず、前に進むこと

というようなことを言っていた(これもうろおぼえ)のをふと思い出しました。



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『スラムドッグ$ミリオネア』

2009-05-07 | キネマ
連休中に見た3作目は『スラムドッグ$ミリオネア』

これは傑作。


『グラン・トリノ』が人生観を映画に見事に織り込んだ作品なのに対し、こちらは映画の持つ魅力をすべてつぎ込んで「ど真ん中直球」で勝負した作品です。





予告編や公式サイトや評論なども見ずに、先入観も予備知識もなく観た方がいいです。
(なので僕もネタバレになるようなことは書きません。)


これだけ社会が複雑になり観客もすれている時代でも、有名スターもCGも時事ネタも実話にも頼らずにこういう映画が作られるのだから、たまには映画館に足を運ばなきゃいけないな、と思いました。


登場人物それぞれが、美味しく炊けたご飯のように一人ひとり粒が立っています。
特に主人公の兄-大きくなったらマイケルジャクソンの下手なそっくりさんみたいになっちゃったけど-の役回りがいい。

ハンディカメラを多用したスピード感あるカメラワークと音楽の疾走感もいい
(思わずサントラのCDを買ってしまいました。)。

そして何より、監督の目線がまっすぐ前を向いているところがすばらしいです。



(そうそう、「ど真ん中直球」度合いでいうと『ニュー・シネマ・パラダイス』が近いかもしれません。)


だまされたと思って観てください。

それも、ぜひ劇場で観ることをお勧めします。

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『バーン・アフター・リーディング』

2009-05-06 | キネマ
2作目は『バーン・アフター・リーディング』

コーエン兄弟と曲者系の役者ということで期待していたのですが、これはいまひとつ食い足りない感じでした。




公式サイトのトーンでは、ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーのファンがお気楽に楽しめればいい(コーエン兄弟にしてもここは手堅く収益を上げよう?)という感じなので、あまり期待しすぎてはいけなかったのかもしれません。


人間の愚かさを戯画化するのが得意なコーエン兄弟だけあって、登場人物の設定やストーリー展開はなかなか面白いのですが、スターたちが勝手に遊んじゃっていて、シニカルにいくのかドタバタで行くのか中途半端な感じでした。


これがもう少し地味目や無名の俳優を使って「自分を過大評価しがちな男と現実的で欲深い女」をシニカルに描いた映画にしたら『ファーゴ』のような作品になったかもしれないな、とふと思ったのですが、期待しすぎでしたかね。



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『グラン・トリノ』

2009-05-05 | キネマ
毎年連休は近場で過ごすことが多いのですが、今年は話題の映画が何本もあるので映画三昧を決め込むことにしました。


トップバッターに選んだのは『グラン・トリノ』だったのですが、いきなり先頭打者ホームランを打たれてしまいました。





人生の晩年をどう過ごすかについて、今や監督としてのほうが有名になってしまった感のあるクリント・イーストウッドが名優ぶりを発揮しています。

人生の晩年の姿は人それぞれの人生を反映して、「貫き通す」「枯れる」「燃え尽きる」「折れる」などさまざまな要素が現われてくるのでしょう。
主人公がどうなっていくんだろう、という心配と期待を抱かせながらストーリーが展開します。

そしてその心配すらいちばん大事な事ではないと映画が語っていることに気づいたときに、深く胸を打たれます。

宣伝では「衝撃の結末」などと煽っていますが、ストーリーを追うよりも、場面一つ一つが味わい深く、かみしめてじっくりと観たい映画です。


古い大木が倒れてそこに新しい木が育つことで、森はその姿を保ち続けることができる。その古木の最後の瞬間の物語とでも言ったらいいでしょうか。



蛇足ですが、
滂沱してしまう可能性がかなり高いのと、観終わった直後にズレたことを言われるとがっかりするので、できれば一人で観にいったほうがいいと思います。




コメント (3)
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『おくりびと』

2009-04-20 | キネマ
この映画のモチーフになったと言われる『納棺夫日記』を先に読んでしまっていたり、巡回先で特殊清掃「戦う男たち」を呼んでいる影響か、最初は本木雅弘のキレイ過ぎるところがちょっと鼻についていたのですが、中盤から引き込まれてしまいました。

  「昔は納棺は家族がやっていたんだけれど・・・」

と本木雅弘を雇うことになる山崎努が冒頭に言うのですが、死を看取ることで家族を再確認する、そしてそれが最後にできることだ、というのがテーマになっています。

小山薫堂の脚本はよく出来すぎの感がありちょっと先が読めてしまうところもあるのですが、ストレートなテーマだけに仕掛けを畳み掛けることで結末のカタルシスに持っていくという構成は効果をあげています。

配役陣の好演(広末涼子がいい感じです)に加え、映画の冒頭の初冬の雪国特有のどんよりとした曇り空からエンディングの春の抜けるような青空への変化を見せる舞台になった山形の庄内地方の景色が印象的です。





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『バンク ジョブ』

2009-04-19 | キネマ
※ネタバレありです。

1971年にイギリスで起きた銀行強盗事件の実話を元にした映画。

地下トンネルを掘って銀行の貸金庫から大量の現金と宝石が盗まれ、数日間トップニュースとして報道されたが、イギリス政府からのD通告(国防機密に関する報道禁止令)により突如報道がストップした。被害にあった貸金庫の持ち主のうち100人以上が被害届を出すのを拒み、被害額も不明のうちに事件は迷宮入りしてしまったが(ここまでが実話)実は・・・

貸金庫には現金のほかに王室や政府高官や警察幹部のスキャンダルの情報が入っていて、犯人はそれぞれの関係者から追いかけられることになります。
主人公は『トランスポーター』シリーズから売り出したジェイソン・ステイサムですが今回はアクションシーンやカーチェイスはなく、演技で勝負しています。でも芸達者なのははクセのある脇役のほうですが。


思わず笑ってしまったのが、銀行強盗に使った無線がアマチュア無線家に録音されていて主人公の声がラジオに流れているさなかに家に帰ってきた主人公を、夫人が詰問するところ。
「何で銀行強盗なんかしたんだ」でなく「何で昔の彼女の誘いに乗って(銀行強盗を)した」となじります。

そんなこと言ってる場合じゃないだろう。これだから・・・(以下自粛)と言いたくなるようなシーンですが、そういうところがけっこう大事だったりするんですよね。





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『ザ・マジックアワー』

2009-04-12 | キネマ
三谷幸喜お得意のシットコム(Situation Comedy)

『ラヂオの時間』で垣間見えた映画産業へのオマージュが本作では前面に出ています。
本作は佐藤浩一の「濃さ」が中心になっていて、登場人物の絡み合いと最後のカタルシスという意味では『ラヂオの時間』や『有頂天ホテル』には及ばない感じがしますが、マニアな人には楽屋落ち的な面白さもあり(僕は全部はわからなかったんだろうと思います)より楽しめると思います。



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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

2009-03-24 | キネマ
この映画が公開されたのがちょうど山本直樹『レッド』が出た頃だったので、観ようと思って観そびれていた作品です。

「鬼才・若松孝二監督が私財をなげうって・・・」と解説にあるのですが、残念ながら私は若松孝二監督についてほとんど知りません。

なので、製作の動機なども知らないのですが、映画を観た感想としては、監督は連合赤軍の一連の事件の記録を残しておきたかったのではなかろうかと思います。

「実録」というタイトルのとおりドキュメンタリー的な作りで、特定の登場人物や主義主張への思い入れを極力排しています。
そして、要所要所にそのときの時代背景の説明が入り、そして最後に当事者のその後や海外での赤軍派の活動までまとめています。

『レッド』のとき(参照)に調べた範囲の知識に照らせば、事実関係も概ねいままでの関係者の著作や証言に基づいているように思います。
(エンディングの最後に「参考文献」のあとに映画製作のために取材したと思しき個人名が並んでいますが、その一番最後には「重信房子」とありましたが、獄中の彼女にも取材したのでしょうか。)

監督の主張が出ている場面としては、あさま山荘で機動隊が突入する直前に最年少の少年が叫んだ言葉が唯一のように思われます。
(これはネタバレにしません。)


わたし自身事件当初は小学生だったので政治的背景などはわからずに(「ブント」が「ブ」でなく「ト」にアクセントをおくことを冒頭のナレーションで始めて知ったくらいです)、「君達は完全に包囲されている、武器を捨てて出てきなさい」というセリフだけが刷り込まれただけだったのですが、あの時何があったかを知り、また、どうしてこういうことになってしまったのかについて考えをめぐらす機会としては良かったと思います。

昔の時代のしかも一部の突出した人々の暴走として記憶から排除するのではなく、目的を持った集団が陥る一つの悲惨なケースとして心の引き出しに入れておくのもいいのではないかと。

今でも「連合赤軍」という集団が「株式会社」に、「共産主義革命」という目標が「IPO」とか「上場の維持」(その他「わが社の悲願」いろいろ)に置き換わっただけで、集団が誤った(そして往々にして悲惨な結末を迎える)意思決定をするということがまま見られるのですから。






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『イントゥ・ザ・ワイルド』

2009-03-22 | キネマ
カタカナにするととても間抜けな感じになってしまいますがパッケージはちゃんと英語表記になっています(「荒野へ」ではありきたりと思ったのでしょうか)。


大学を卒業した若者が物質社会や家族に背を向け放浪の旅に出てアラスカを目指す、というノンフィクションの映画化です。
「自分探しの旅」といってしまえばそこまでですが、過剰なまでに徹底した主人公の姿勢と孤独の中での心の動きを正面から見すえていて、考えさせられる映画になっています。
舞台となるアメリカの大自然も魅力的に描かれています。





(以下ネタバレ注意(それもモロですので))









予告編や解説などでも予想がつくように、この物語は悲劇的な結末を迎えます。
それも、主人公が孤独から脱しようとしたそのときに。

孤独を選ぶ中では見せなかった焦りが悪循環を引き起こしていく様も、カメラは冷静にとらえます。

結果的に主人公は来たときは凍っていた川が想像以上に広く流れが速かったために帰路を絶たれて餓死してしまうのですが、エピローグとして「死後2週間後にヘラジカ猟に来た漁師に発見された」=つまり別のルートがあったということも残酷な事実として語られます。


でも、最後に映し出される、モデルになった青年の写真の表情がとても晴れやかだったことにちょっと救われます。




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『レッドクリフ Part I』

2009-03-20 | キネマ
久しぶりに三国志を思い出しながら観ました。


三国志は小学生の頃横山光輝のマンガを塾で友達に借りて読んだのが最初で、これは借り物なので途中で終わり、その後大人になってから吉川英治のを読みました。
それから『蒼天航路』も面白かったですね。

三国志は誰に思い入れるかが作者や読者によって異なるのが面白いところですが、
この映画は題名どおりレッド・クリフ=赤壁の戦いがテーマであって、三国志全体を描くわけではないので、かなり割り切った人物造形をしていて、PartⅠでは魏の曹操と呉の孫権の将軍周瑜を軸に諸葛孔明が狂言回し役という展開になっています。

映画としては、壮大な物語・クライマックスの決戦・登場人物の愛憎・派手なアクションが盛り込まれているという意味では、良くも悪くも「スター・ウォーズ」と「ロード・オブ・ザ・リング」を足したような感じです。
娯楽映画としての完成度は高いけど・・・というのが欲を言えばの感想。

スター・ウォーズ同様、これが大ヒットしたら三国志全体を通して映画化する予定があったりすれば楽しみですが。



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『プラトーン』

2009-01-26 | キネマ
いわずと知れたベトナム戦争の映画の金字塔ですが、改めて観ると当時の若手有望俳優のオンパレードだったんですね。

冒頭のタイトルでフォレスト・ウィテカーとジョニー・デップの名前を見たときにはびっくりしたのですが、しっかり出ていました。
フォレスト・ウィテカーは昔からあんな顔なのですが、ジョニー・デップは童顔でよくいるイケメン風なので見落としてしまいがちです。

これは昔劇場で観たのですが、当時の字幕で印象に残っていた科白がなかった(陣地が陥落しそうになるときに指揮官が爆撃機に自陣に爆弾を投下するように指示するところで、"keep recording"=「記録に残せ」というところを字幕にしていなかった)ところを見ると、DVD用の字幕って別の人がやっているんでしょうか(それとも劇場版の反省をフィードバックして改変しているのでしょうか)

こういう昔の映画を観ると、けっこう記憶と違っているところがあるので、それはそれで面白いですね。



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『君のためなら千回でも』

2009-01-25 | キネマ
だまされたと思って、この後の記事を読まずに何の余談もなく観てください。

また、原作の小説(全世界で800万部のベストセラーらしい)はより感動的なので、こちらを先に読んだほうがいいという意見もあり、その方は先に小説の方をお読みください。


だまされたくない方は、下のレビューを読んでから検討してください。
(そのかわり、つまらない解説で興ざめだった、などと言わないこと)


(小説はこちら)



(DVDはこちら)



さて紹介。

1970年代アフガニスタンの首都カブールで育った二人の少年の友情と贖罪の物語です。

豊かで美しいカブールの街で育った二人の少年がソ連のアフガニスタン進行により一人は亡命し、ひとりはアフガニスタンに残り離れ離れになって30年の月日がたちった後、二人の運命は再び交錯します。

あらすじの紹介はそこまでにとどめます。

とにかく子役の二人がすばらしい。この二人はカブールでオーディションしたそうです。

また、当時を知る人々もそっくりだと絶賛した1970年代のカブールの美しい町並みは、中国新彊ウイグル自治区のカシュガルでのロケだそうです。
カシュガルの場所はこちら参照。
アフガニスタンとパキスタンの国境近くでカブールにも近く、イスラム文化の街として共通点があるのでしょう(世界地図でも中国とインド・パキスタンの国境は争いがあるので点線になっているように、もともとは国という意識なく人々が行き来していたのだと思います。)。


ストーリーがすばらしい上に、役者もセットも魅力的で、一気に引き込まれます。
DVDの「特典映像」を全部見たのも久しぶりでした。

特典映像にある映画の編集者の言葉が印象的です。
「アフガニスタン人の小説をニューヨーカーが脚本にしオーストラリア人のプロデューサーとスイス人の監督がアフガニスタンやその他世界中からの俳優と一緒に中国でロケをして作った映画なんだ」

こういう映画が作れることは世界が一定程度平和だということでしょうが、できればこの映画がアフガニスタンで撮影できる時代がくれば一番いいのですが。



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『フルメタル・ジャケット』

2009-01-18 | キネマ
かなり昔の映画だと思っていたのですが『プラトーン』(1986年)の一年後の公開だったんですね。
(ベトナム)戦争映画が「殺す側」の映画から「殺され(もす)る側」の映画に変わってくるあたりの時期で、いい映画がけっこう出た頃です。

前半の訓練シーンが圧巻で、時間配分的にはベトナムでの場面の方が少ないのですが、どちらも密度の濃い映像で迫ってきます。

劇場で観たときには記憶に残っていなかったのですが、ラストシーンの行軍のときにミッキーマウス・マーチを歌ってるんですね。
東京ディズニーランドが開園したのは1983年でしたが、まだ世の中いたるところに、という感じでもなく、自分の中でもそんなにポピュラーな存在ではなかったのかもしれません。



Full Metal Jacket - Mickey Mouse song




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『スティング』

2009-01-17 | キネマ
僕が子供の頃は、年末になるとテレビ東京(当時は「東京12チャンネル」といってました)のお約束は『大脱走』でした。
オールスターキャストでストーリーも面白く、かつ家族で見ても健全、しかも長尺ということでテレビ局としては恰好の映画でもありました。

そんなことを思い出しながら見たのが『スティング』

いわずと知れた名作です。
まともに見たのはテレビでやってたのを見て以来二十数年ぶり。

ひとことひとことまで神経が行き届いた科白にユーモアがうまく仕込まれていて、たっぷり楽しめました。


中身の説明は野暮なので省略。

人物設定や脚本でも「古典」となるような映画ですが、こういう作品を踏まえたうえで新しい映画を作るというのは大変ですね。



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『グラディエーター』

2008-12-29 | キネマ
これもラッセル・クロウとリドリー・スコット監督の組み合わせ。

ローマ時代の剣闘士とか合戦の「西欧流時代劇」物はとりたてて好きではない、という理由で今まで観ていなかったのですが、ついでに借りてみたところ面白かったです。

ローマ5賢帝の最後の一人マルクス・アウレリウス・アントニヌスから当時のローマ帝国としては異例の世襲で皇帝に即位したコンモドゥスの時代を題材にとっています。
世襲の裏には・・・という所から始まり、実際にコロッセウムでの剣闘士の戦いを好んだ(実際に本人も登場したらしい)という実話にもからめているせいか、「絵空事」にならずに地に足のついたストーリーになっています。
そのかわり長さは感じないものの、155分と大作です。

ラッセル・クロウが恰好いいです。

ただ、西暦180年頃の刀って、あんなに鋭利に切れたんでしょうかね・・・?



『ローマ人の物語』ではコンモドゥス帝がどう描かれていたのか忘れてしまったので、正月にでも読み返してみようと思います。


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