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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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SHARING SPIDER-MAN WITH SONY

2020-06-19 08:46:22 | Avengers

 The Marvel Studios Story: How a Failing Comic Book Publisher Became a Hollywood Superhero (The Business Storybook Series)  by Charlie Wetzel (Author), Stephanie Wetzel (Author)
 https://www.amazon.com/dp/1400216133
 はマーベル・ファン必読の1冊になる。特にスパイダーマンをめぐるマーベルとソニーとの瀬戸際の交渉が実にドラマチックに書かれていて、驚かされる。
 今日のGetUpEnglishはその一部を紹介しよう。

As Sony’s Spider-Man movies failed to perform as expected, the same could be said for the Spider-Man toys and merchandize Marvel sold. That irked Perlmutter, so he began making overtures to try to get Spider-Man’s rights back. Sony was not about to let that happen. Feige had another idea. He wanted to share Spider-Man with Sony. He wanted to put the character, newly cast and reintroduced, into Captain America: Civil War. In return, he would let Sony use Iron Man in a new Spider-Man movie produced by Columbia Pictures. 
 ソニーのスパイダーマン映画は思うような結果が得らなかったが、それはマーベルが制作販売するキャラクター商品も同じだった。これをアイザック・パルムッターは不服とし、ふたたびスパイダーマンの映画化権を取り戻したいとソニーに伝えるが、ソニーがこれにしたがうはずはなかった。ケヴィン・ファイギは別のことを考えていた。スパイダーマンをソニーと共有するのだ。新しいメンバーとして、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に再登場させる。代わりにコロンビア・ピクチャーズが制作する新しいスパイダーマンの映画にアイアンマンを登場させる権利をソニーに与えるのだ。 

 こうして、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にトム・ホランド演じるスパイダーマンが登場し、『スパイダーマン ホームカミング』でロバート・ダウニー・ジュニア演じるトニー・スターク/アイアンマンの雄姿を見られることになったのだ。
 翻訳書はマーベルのノベライズや関連本を訳しながら気づいたことをふんだんに注に盛り込んでいる。どうかご期待ください!

 

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