熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

小八郎岳ー父と 3

2010-11-14 17:36:15 | 

山頂には大学生らしい2人組がいました。

登山というより散歩に来たというくらいラフな格好で、伊那谷を見下ろしながら話をしていました。

近くを通ると就職の事や、昔烏帽子まで2人で行ったけど、今は小八郎がせいぜいだね・・・

と言った会話が聞こえて来ました。

別々の学校に行った2人が、久しぶりに故郷に帰り、こんな所で会って話をするなんて・・

何だかとてもいい光景でした。

真正面には、3000mの南アルプスですよ。悩みも良い方に解決しそうです。

山頂にある小さな小屋には、火が炊ける所があります。

この日は、おにぎりと、前日の鍋の残りをタッパーに入れて持って行き、ガスで温めて昼食にしました。

小屋から見る念丈岳も額に入っているようで・・きれいです。

父も、南アルプスと、伊那谷を一望して何を思うのか、しばらく見つめていました。

山では秋の風景ももう見られなくなると思うと寂しく感じます。

南アルプスは、真っ白でした。

 里はまだ紅葉真っ盛りです。

 

 


ワットアルン@バンコク

2010-11-13 14:55:52 | 旅行

娘です。

バンコクではあまり時間がなかったのですが、

もうダッシュで、3つの名所を回ってきました。

まずは、ワット・アルンラーチャワラーラーム。

三島由紀夫の「暁の寺」の舞台となっているそうです。

日本にはないセンスの建物(?)を見ると、海外にいるんだな~と実感。

すごく重たそうに、悪魔が支えています。本当に芸の細かいお寺です。

その後、船に乗って次の名所へ・・・

 

続く。

 

上田屋のし店


小八郎岳ー父と 2

2010-11-13 14:30:25 | 

 

小八郎岳山頂には、戦国武将の片桐小八郎の碑が立っていました。

烏帽子岳を背に、広大に広がった伊那谷を見下ろしています。

山頂は絶景でした。

これが小八郎から見える烏帽子岳。

手前、茶色に色づいた尾根を登って行くのでしょうが、山頂はかなりの急な登りで大変そう。

しかし、父は(俺じゃあ行けんかなぁ?)と見ていました。

烏帽子岳から念丈岳の方に向かいます。

東側は中川村周辺が見えていました。

真正面に仙丈岳、雪の北岳。(やっぱり飯田から見る仙丈岳とは形が違うなぁ)

 

鋸岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳。

手前真正面に陣場形山。伊那山脈が飯田方面にずっと伸びています。

 

荒川岳から南、真正面に赤石岳。

ぐるっと一回り景色を見ながら写真を撮っていると、父の姿が見えず、

迷子になり様がないこの山頂、良く見ると・・・うっすら後ろ姿が。

 

いつもこんな感じ・・・そして、しばらくして何事もなかったように、

差しだした手から

「カケスの羽だなぁ・・・・」と父。

きれいな羽でびっくり、ザックに入れて持って帰って来ました。

それでも、姿が見えなくなる度ハラハラです。

登山道などなくても、(ここを行けばいけるら・・・)みたいなノリで、

そういう意味でも鬼面山には一緒に行けないです。

しかし、父と歩くと、木の名前や鳥や花の名前を本当によく知っているので、

歩いていて色々教えてもらえます。

木や花の名前、知らない同士の会話だと

「これって何の木?」

「ブナの木じゃあないの?」

「えっ、樫の木かも?」

「樫ってこんな葉っぱじゃなくない?」

「でもブナの木じゃぁないと思うな」

などと、根拠のない、いつまでたっても出口も答えも出ない会話が続き、自分の無知に気づくだけで終わります。

こんな時は特に知識は大切・・:・と思います。

家にいたら、すぐにインターネットで調べて知ったかぶりをして済ませてしまいますが、

こういう所ではごまかしがききません。

 

つづく

 

 

 

 


小八郎岳ー父と 1

2010-11-11 23:11:59 | 

11月7日

鬼面山(豊丘コース)には、とても父は連れて行けないと思い、

絶対無理だよーと言うと、あまりに残念そうなので、

家から近く簡単に登れる、小八郎岳という山に一緒に行く事にしました。

小八郎岳という名前は、戦国時代の武将、片桐小八郎の山城がこの山頂にあった事から

付けられたそうです。

松川インターから約1.5kmくらい北に走ると

こんな看板が・・・

小八郎岳は烏帽子岳の前南峰で、約1.5時間で登る事が出来ます。

小八郎岳、烏帽子岳、念丈岳、大島山、本高森山と

時間や体力に合わせて縦走する事ができます。

登山口の鳩打峠駐車場には、ほとんど県外のナンバ-の車が6.7台停まっていましたが、

小八郎には1組の登山者がいただけですから、きっと皆、烏帽子岳に行ったのでしょう。

  

紅葉の中を、八ケ岳に登った時と同じ地下足袋で

こんな山は生まれ育った裏山より楽・・・とでも言うように、父は足取りも軽く

 

歩く事、約60分

 

霧の上から南アルプスが顔を出しました。

  

念丈倶楽部の方達がいつも手入れしてくれているのでしょう。

きれいに整備された登山道と親切な看板で、歩きやすい山です。

もう一歩で頂上という所、

左から、鋸岳、仙j丈岳、雪を被った北岳が大きく見えました。

  

ほぼ、南アルプスと伊那山脈の全貌が見えています。 

もう頂上が見えて来ました。

 

つづく

 

 

 

 

 


晩秋(光と色の共演)ー山並み

2010-11-11 16:06:12 | 

街は雲海の中に沈み、光の訪れと共に真っ白なキャンパスを作りだしました。

大きな大きなキャンパスの中に・・・・

光と、霧と、紅葉は、

繊細な色でそのキャンパスを染め・・・・

刻々と色を変えるー巨大な芸術。

  

光は暖かさも連れて・・・。

自然はすごいなぁ・・・・・。