山頂には大学生らしい2人組がいました。
登山というより散歩に来たというくらいラフな格好で、伊那谷を見下ろしながら話をしていました。
近くを通ると就職の事や、昔烏帽子まで2人で行ったけど、今は小八郎がせいぜいだね・・・
と言った会話が聞こえて来ました。
別々の学校に行った2人が、久しぶりに故郷に帰り、こんな所で会って話をするなんて・・
何だかとてもいい光景でした。
真正面には、3000mの南アルプスですよ。悩みも良い方に解決しそうです。
山頂にある小さな小屋には、火が炊ける所があります。
この日は、おにぎりと、前日の鍋の残りをタッパーに入れて持って行き、ガスで温めて昼食にしました。
小屋から見る念丈岳も額に入っているようで・・きれいです。
父も、南アルプスと、伊那谷を一望して何を思うのか、しばらく見つめていました。
山では秋の風景ももう見られなくなると思うと寂しく感じます。
南アルプスは、真っ白でした。
里はまだ紅葉真っ盛りです。