「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

意図的なコミュニケーション (8)

2014年07月03日 21時04分19秒 | 「BPDファミリーガイド」より
 
(前の記事からの続き)

○ 準備と実践

 機能不全の行動に 捕らわれないためには、 それを予測することです。

《過敏な反応性を落ち着けましょう》

 BPDの人との これまでの会話を振り返ってください。

 安全なときに それらを思い浮かべ、

 その言葉が意味をなさなくなって 威力を失うまで、 想像を続けてください。

《ありありと思い浮かべましょう》

 適切な言葉, 非言語的コミュニケーションを用いて、

 会話が望み通りに進んでいく様子を 思い描いてください。

 目標を達成できたら どのように感じるか、 想像してみてください。

《練習しましょう》

 カードを作って、 気に入った言い回しを 覚えてください。

 その後、 他の人を相手に、 または空の椅子を用いて、

 ロールプレイしてみましょう。

・ 深呼吸しましょう。

・ 身の安全を確保してください。

・ リラックスした表情で、 BPDの人と 同じ姿勢をとってください。

・ 本人の言葉に同意しなくても、 感情を共感的に認めてください。

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕
 
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