「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

度を越した 「愛情」 (2)

2012年02月07日 21時16分09秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
(前の記事からの続き)

 さらにフォワード博士は、 次のように述べています。

・ 警告サインに注意してください。

  不適切な嫉妬を抱いたり、

  皆さんのプライバシーを 侵害しようとすることもあります。

 「信じられないほどの良い」 感情も 警告サインです。

・ パートナーが どのような行動を取ろうと、 皆さんには責任のないことです。

・ 法的援助を求めましょう。

  避難所 (シェルター) を探し、

  警察, 友人, 家族などに 助けを求めてください。

  家を出たり、 電話の発信者通知も外しましょう。

  思いつく限りの対策を 講じることが必要です。

  パートナーの暴力が 最も危険を極めるのは、

  皆さんが 彼らのもとを離れたときです。

・ どのような連絡にも 一切応じてはいけません。

  連絡を取ろうとすることは、

  パートナーに対して 関心を示すことになってしまいます。

  構わないでほしいと 言いたい気持ちになるかもしれません。

  でも ここで連絡を取ってしまったら、

  ずるずると相手との接触を 続けることになるだけです。

 相反する感情を抱く ノン・ボーダーラインの人にとって、

 パートナーとの連絡を控え、 様子を窺うのは、 実際には非常に難しいことです。

 まだ パートナーとの関係を断ち切る準備が できていないのかもしれません。

 ボーダーの人はそれを悟り、 ますます自分の意見を 押しつけてくるでしょう。

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕