「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

度を越した 「愛情」 (1)

2012年02月06日 23時05分16秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 相手から圧倒せんばかりの 関心を寄せられてしまう、

 それが 度を越した 「愛情」 です。

 げんこつではなく チョコレートが攻撃手段だとしても、

 受ける側の不安に 変わりはありません。

 ノン・ボーダーラインの人が離れていったとき、

 ボーダーの人は パートナーを取り戻そうとして、

 尋常でない行動を 取ることになります。

 どれほど相手を苦しめることになろうと、

 目的を果たすためなら どんなことでもしてしまいます。

 ボーダーの人の 頭の中では、

 自分の行動は 全てパートナーがそうするように  「仕向けた」 のです。

 パートナーが帰って来ようとしないから、

 このような行動に出るしかなかったと 考えています。

 スーザン・ フォワード博士は、

 暴力が起こりやすい状況として 以下のものを挙げています。

・ 攻撃される側が 警戒を緩めたとき。

  暴力に晒されながらも、

  かつて愛した人が このようなことをすると信じられないときです。

  なかには、 露骨な脅しにさえ 敢えて目をつぶる人もいます。

・ パートナーが 物や動物, 人に向かって、 かつて暴力を振るったことがある。

・ パートナーが 薬物やアルコールの問題を抱えている。

  感情が高ぶったり、 判断が鈍くなります。

・ あらゆる脅しを仕掛けてくる パートナーの場合。

  ただし、 その脅しは 真剣に受け止める必要があります。

(次の記事に続く)

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 
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