「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子のお母さんが 心子の許へ

2011年12月18日 19時44分29秒 | 心子、もろもろ
 
 きのう17日、 心子の月命日、 いつものようにお墓参りに行きました。

 供えられた花の手入れなどをし、 墓石に水をかけて 手を合わせると、

 ふと、 うしろの墓碑銘が 増えているのに気付きました。

 戒名の中に、 心子の母親の 名前の一文字が入っています。

 『もしかして お母さんが …… ?』

 お母さんは以前から 大分体調を悪くしていて、 独り暮らしでした。

 墓碑銘の日付は 11月16日、 享年82才となっています。

 先月 僕は都合で 10日に墓参に来たので、 その後ということになります。

 ただ、 新しい塔婆はありませんでした。

 孤独死ではなかったのだろうか、 葬儀は取り行われたのだろうか、

 など気がかりです。

 霊園に聞いてみると、 やはり 心子のお母さんが 亡くなっていました。

 ここは石材店なので 詳しい事情は分からないということですが、

 11月19日に納骨されたと 教えてくれました。

 葬儀についても分かりませんが、 催されても 塔婆を立てない場合もあるそうです。

 お墓の継承者は 親族の人になっているとのこと。

 親族によって葬送されたのではないかと 推測されます。

 逝去した3日後に納骨されているので、

 孤独死で発見が遅れた ということはなさそうです。

 (でも多分 遺骨の引き取り手がなくて、

 四十九日を待たずに 納骨されたのでしょう。)

 持病のために 入院していたかどうかは不明ですが、

 恐らく 誰かに看取られての 最期だったのではないでしょうか。

 そう思うと 少し安心しますが、 どのような事情で 永眠されたのかは分かりません。

 主のいなくなった家が どうなっているかも気になります。

 今度、 心子の家の方へ 行ってみようかとも思います。