「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

24時間型  訪問介護

2011年02月08日 21時45分10秒 | 介護帳
 
〔 読売新聞より 〕

 団塊世代が高齢化を迎え、

 介護が必要になっても 住み続けられる地域づくりが 課題になっています。

 24時間型の訪問介護サービスや、 新しい高齢者住宅制度が 導入される予定です。

 従来の訪問介護は、 30分~1時間の訪問が 1日2回程度で、

 あとは家族が介護するか、 一人で過ごすしかありません。

 「短時間訪問介護」 のモデル事業では、

 1回15分で、 1日に6回訪問しています。

 1回の利用料は180円。

 短時間訪問を繰り返せば、 濡れたオムツで長時間 我慢しなくても済みますし、

 トイレでの排泄や、 服薬管理, 水分補給もしっかり行なえ、

 体調の変化にも気付きやすくなります。

 家族の負担も 大幅に軽減するでしょう。

 2012年度に導入される 24時間対応の定期巡回・ 随時対応型訪問介護は、

 短時間の定期巡回に加え、 利用者の呼び出しに応じて

 ヘルパーや看護師を派遣する 随時訪問も行なわれます。

 それによって 安心感が生まれることが大切です。

 しかし、 夜間も介護職を確保できるか、 料金は高くならないかなど、

 課題は多くあります。

 見守りが必要な 認知症の人など、 短時間介護が向かない人もいます。

 それには 従来の介護サービスも 並行して充実させるべきです。

 また、 現行制度では 介護と看護が 別の事業所から提供されますが、

 12年度からは一体化する予定です。

 医療が必要になっても、

 自宅やグループホームで 最期まで暮らせる 体制づくりが求められます。

(次の記事に続く)