「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子、 10年目の祥月命日 (4)

2011年01月20日 22時10分46秒 | 心子、もろもろ
 
(前の記事からの続き)

 心子の墓前へ 会いに行くときは、 最寄り駅の花屋さんで 花を求めます。

 今日は 少しいい花を買おうと 思っていましたが、

 いつもの花屋さんに 適当なものがなかったので、 もう一軒のお店に行きました。

 この店は 以前ずっと 行っていた所ですが、

 ある時期から今の店へ 行くようになったのでした。

 僕はいつも 切り花ではなく、 鉢に植えられたものを供えます。

 そのほうが 長持ちするので。

 店の前で 花を物色していると、 きれいなブーケがありましたが、

 それは鉢が付いていませんでした。

 すると 店員さんが出てきました。

 「お墓に供えるんですけど」

 「仏花ではなくて、 こういう かわいい感じのほうが いいですか?

 お作りすることもできますが」

 ということで、 初めてブーケを 作ってもらうことにしました。

 店の表を見てみると、 以前と店名が 変わっているようです。

 昨年、 経営者が変わったそうです。

 この店は 今までにも2回、 経営が変わっていました。

 前の経営者の時は、 行く時ごとに 店員さんが変わり、

 なかなか親しくなることも できなかったのですが、

 その前の時は いつも同じ店員さんで、 心子のことなども 話していました。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/26409964.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/32656319.html

(次の記事に続く)