「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「ザ! 世界仰天ニュース」で 境界性人格障害を (3)

2007年08月04日 15時19分19秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49321767.html からの続き)

 一昨日も紹介した 番組のWebページですが、

 現在 このページから 「境界性人格障害」 の表記が なくなっています。

http://www.ntv.co.jp/gyoten/oa/070801/01.html

 番組に対する 多くの抗議を受け、

 女性を境界性人格障害と診断した ドクターの言葉の部分が 削除されたようです。

 「周りの支えが必要」 「トラウマが原因」 などの記述も、まとめて消されています。

 また 公式サイトに、

 「紹介したケースは 例外的なもので、境界性人格障害の 誤解を招きかねず、

 関係者にご迷惑をかけた」 という旨のコメントが 載せられたようです。

 謝罪の言葉はありません。

 ところが、これは IEで簡単にブロックされる ポップアップだそうで、

 普通の人には見られない ということなのです。

 いま 日テレのページを見る限りでは、

 猟奇的殺人を犯した女性と 境界性人格障害は 結びつけられてはいません。

 しかし、すでに放映してしまったものは 消えません。

 番組では スタジオ出演者に、ボーダーの診断基準9項目のうち 幾つに当てはまるか、

 などというコーナーを やっているのですし。

 その場凌ぎの 小細工をするのではなく、同じ番組の中で 謝罪,訂正をし、

 さらに 誤解を正すための 新しい番組を放送しなければ、

 すでにばらまかれた 悪影響は残されたままです。

 でも恐らく そのようなつもりはないのでしょう。

 元より バラエティ番組で 境界性人格障害を取り上げること自体が、

 制作者の 甚だしい意識の低さを 物語っていると思います。
 
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49351502.html