蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

前原民主党代表に幻滅する!

2005-10-12 01:15:42 | 時事所感
 今日、本屋の店頭で週間新潮を手にとって見たら、前原代表が「父親が家裁の裁判官だった」といろんな場所(代表選の最終演説の中でも)で発言しているのは真っ赤な嘘だったとの記事が目に飛び込んできた。

 それによると、実際は、地裁の事務官で総務係長だったとのこと。裁判所事務官でも長年成績優秀で勤めれば内部試験で簡裁の裁判官への道はあるもののその試験を受験した形跡もなく、地裁の人事記録にも一切そんな記録はないとのこと。

 むしろ派手好きな性格で周囲の人々に多額の借財で迷惑をかけ、それを苦に鉄道飛び込み自殺をしたとのこと。当時の新聞記事が残っているとのこと。
 当時、前原氏は中学2年生であり、決して父親の地位がどういうものであったか理解できない年齢では無かったはずとある。

 最初は冷やかし記事くらいのつもりで読み始めたが、記事の詳細を読むと決してでっちあげではなさそうである。

 事実と違うのであれば、前原氏は速やかに公党の代表を誹謗中傷するものとして速やかに名誉毀損で週間新潮を告訴すべきである。
 それをしないのであれば、暗黙裡に事実を認めたことではないか。

 ひるがって何故、前原氏はそんなつまらない虚言を弄するのか。「父親は地裁の事務官であった」でいいではないか?。なぜ、なってもいない裁判官なんかにまつりあげなくてはならなかったのか?

 人間の平等性を人一倍説く民主党の代表とは、見掛け倒しで一皮向けば、人間を僅かな地位身分の差で差別視するエリート主義者だったのか?

 先日の代表戦の演説をインターネット中継で視聴していて、氏の演説に感動し、期待しただけに、今、この事実を知るのはなんとも泥水を浴びせられたような不愉快で残念な気持ちで一杯である。

 人間には、誰でも多少の見栄や虚栄心はあるだろう。しかし全国民注目の中での公人としての発言において、虚言は致命傷ではないか。

 それとも政治家と言うのは無知な庶民を口先三寸で篭絡するなんぞは朝飯前の小技と心得ているのだろうか。
 
 とにかく高いところに上ってしまえば後はなんとでもなるということか。

 確かに、伊藤博文も若いころには英国大使館か何かの焼き討ちで人殺しをしているとのこと、今をときめく総理大臣も学生時代に問題起こし、英国へ逃亡留学?したとか。

 まあ、今後、私も一見かっこいい発言にすぐ酔うことの無いようせいぜい、斜に構えて「あんさん、そんなかっこええことおっしゃいますけどほんまかいな?」と
醒めるべく努力しますか。

 本当ならば、先日2回にわたり投稿した「前原代表へのエールと期待へ」のブログ削除したいところですが、今後の自分の眼力の甘さへの教訓として末永く保存しておくこととしました。

 みなさんは、どう思いになりますか?。ご異見聞かせていただければ幸いです。

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