蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

今年のお正月も終わった!-山家の正月行事(その一、ご例会)-

2007-01-22 01:24:46 | 田舎暮らし賛歌
■ 元旦。ご例会。
 
 西の南アルプスの山肌がばら色に染まり、からっとした冬ばれの朝である。
9時、組長さんの家の前の空き地には、焚き火がチロチロと燃え、11軒の家族が、その周りに全員(原則としてのようである。主人しか出てこない家もある。)集合した。

 各家からの顔ぶれが揃ったのを見届けて、組長さんの短い司会の挨拶で、「おめでとうございます」と、全員で一斉に賀詞を交換した。
そして、三列ほどに並び、組長さん持参のデジカメで記念撮影をした。

 誰かが、「この写真毎年とっておいて、あとで見たら面白いよね」と言った。

 その後、各家から一人、組長さん宅の座敷に上がって、組の簡単な総会である。四月で交代となる回り持ちの次期組長さんの確認、地区の農業委員や交通安全協会の割り当て委員等の選出確認、市への要望事項の有無等を簡単に打ち合わせる。こ一時間もしてお開きとなった。

 都会でだって、このぐらいのことは、自治会の音頭でやれないものだろうか。

 そうすれば、ご近所のお互いの顔つきも穏やかになり、大小のトラブルも少しはなくなるのではないだろうか…。

 



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