蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

ーオバマ政権対麻生政権ー天と地のこの落差!

2009-02-21 00:21:11 | 時事所感
 2月20日(金)雨のち晴れ。

  連日報じられる麻生政権の体たらく。中川前財務大臣の無責任、無様まさ。これに止めを刺すかの小泉元総理の造反。自民党政権の断末魔の悪あがきをこれでもかというほど見せ付けられている思いだ。

  これに比べて、アメリカのオバマ政権のなんと果敢な取り組みだろうか。矢継ぎ早に次々と必要な手立てが打ち出されていく。

  我国でここまできたら誰の目にも明らかな事は、国民の信を失ったとして、速やかに一日も早く解散して、真に国民の信が何処にあるかを問うべきではないか。
  麻生総理に一国のリーダーとしての矜持と責任感と国家国民を真に思う気持ちがあるならば、速やかにそうすべき事が最善の現下の方策ではないだろうか?
  だがそんな誠心誠意さは彼の心の片隅に微塵もないようだ。何としてでも定額給付金が国民の手に渡れば、なーに世論なんて忽ち風向きが変わるだろうと、国民を舐めきっているのではないか。

  確かに、我々国民もそのように彼から舐められてもしかたが無いのではないだろうか。ここまで世界一のペースで国民の消費は冷え込み、巷に倒産・リストラの大波が日本経済全体を押し流そうとしているにも拘らず、国会議事堂周辺には麻生内閣打倒のデモ一つおきないのだ。

  僅かに新聞の世論調査での支持率の低下が国民の不満を蚊の鳴くような声でささやいているかにすぎないのだ。

  こんな我国の状況に比べて、フランスではゼネストまで決行されて、それなりに政府から譲歩やよりましな対策を引き出しているのにである。
  連合など大企業組合は、マンネリ化の春闘と称して形ばかりの賃上げ要求を経営者側に突きつけているが、一体どこまで本気でこんな茶番をやっているのだろうか。どうして、豊かな闘争資金を使って、国民世論全体のリードオフマンの役割をになって、麻生内閣打倒デモの一つでも組織してみせないのだろうか。
 
  それとも、皆さん、口では大変大変とは言いながら、その実、懐には今まで溜め込んだものが結構あって、当面は、明日にもご飯がたべられないということでもないし…ということなのだろうか…。

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