蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

「組」に入る! (その1)

2006-01-11 01:07:32 | 田舎暮らし賛歌
 2006年1月1日(日)曇り、寒気強し。

 この地に家を建て、住民登録を済ませて早や3年が過ぎた。一番近いお隣さんとは30M程離れている。反対側のもう1軒とは5、60Mある。そして北側の疎林を隔てて2、300Mのところに既存の集落が10数軒かたまってある。

 その家々が集まって「組」が組織されている。この「組」を単位に冠婚葬祭のお付き合い、市の広報誌等の配布、連絡が行われている。

 「組」への加入は任意である。誰も「入りませんか?」とは言ってこない。市報等の連絡は直接市の窓口に連絡をとっておけば問題は無い。

 むしろ「組」に入ることによって、冠婚葬祭、選挙(市議選)のお付き合いが結構大変なものらしく、都会からの移住者はこれを避けて入らない人が多いと聞く。

 私もそれにまつわる様々な噂話をきいて正直「組」に入れてもらうかどうするか迷っていた。

 しかし、見ていると「ごみ」の集積所の掃除、道路の草刈(春、秋各1回)、街燈の球切れの交換等何くれと間接的に「組」の活動のお世話になっているようである。

 また、顔見知りにはなってもやはり「組」のメンバーであるかどうかによって、どこか付き合い方に差があるようにも感じられる。

 やはり「組」に入っていない以上、ここではいつまでたっても「よそ者」扱いはまぬがれないようである。
 人気の少ない山里ではそれはやはり寂しいことである。これからだんだん歳をとっていくなかで、ご近所さまにどこでどんなお世話をかけることとなるかもしれない。

 そんなことをあれこれ考えつつ、まだ現役で毎日勤めに出ている配偶者と相談して、この正月を期して「組」に入れていただくこととした。
 
 


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